春日山證願寺|昭和6年浅草から当地に移転
證願寺の概要
浄土真宗系単立寺院の證願寺は、春日山と号します。越後国春日山城主上杉憲政、入道証願の三男憲篤が出家して、慶長15年(1610)に湯島に創建したといいます。明暦の大火に罹災し浅草に移転、その後浅草松浦町へ移転しました。関東大震災に罹災後、昭和6年当地に移転しました。
山号 | 春日山 |
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院号 | - |
寺号 | 證願寺 |
住所 | 葛飾区立石7-11-30 |
本尊 | 阿弥陀如来立像 |
宗派 | 浄土真宗系単立 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
證願寺の縁起
証願寺は、越後国春日山城主上杉憲政、入道証願の三男憲篤が出家して、慶長15年(1610)に湯島に創建したといいます。明暦の大火に罹災し浅草に移転、その後浅草松浦町へ移転しました。関東大震災に罹災後、昭和6年当地に移転しました。
「葛飾区寺院調査報告」による證願寺の縁起
越後国頸城郡春日山城主上杉憲政、入道証願の三男憲篤が出家して慶受といい、慶長15年(1610)年江戸湯島に証願寺を創立した。明暦3年(1657)江戸の大火に類焼して浅草に移転し、さらに文化3年(1806)東本願寺(旧通称東京本願寺)とともに焼失して、浅草松浦町に移ったが、大正12年の関東大震火災に罹り、昭和6年5月現在地に移転した。現在の本堂は昭和36年、庫裡は昭和40年の再建である。(葛飾区教育委員会 葛飾区寺院調査報告より)
「浄土真宗東派明細簿」による證願寺の縁起
證願寺
本山京都府下山城國愛宕郡京都常葉町
一東派本願寺末 武蔵國豊嶋郡浅草松清町廿九番地
眞宗 證願寺
開基慶受ノ俗称ハ越後國頚城郡春日山ノ城主上杉民部大輔藤原憲政入道證願ノ三男ニテ三郎左衛門憲篤ナリ眞宗ニ帰入シ慶長十五庚戌ねん閏五月武蔵國豊嶋郡江戸庄湯島南ケ岡ノ下花笠東本願寺境内ニ始テ證願寺ヲ起立ス明暦三丁酉年正月十八日焼失同年四月廣澤新田エ替地文化三丙寅年三月四日東本願寺管刹ト同時ニ焼失同七庚午十一月今ノ地ニ移轉ス寺格内陳列座地(「浄土真宗東派明細簿」より)
證願寺の周辺図