烏森稲荷神社|旧上目黒村宿山組鎮守
烏森稲荷神社の概要
烏森稲荷神社は、目黒区上目黒にある稲荷神社です。烏森稲荷神社の創建年代は不詳ですが、下馬引沢村の新堀新左衛門が寿福寺の境内に祀ってあった稲荷神をこの地に移したとも、宿山稲荷講の人達が江戸新橋の烏森稲荷へ参拝に行った時に、狐が白い馬になってついてきたのでそれを祀ったともいわれます。
社号 | 稲荷神社 |
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祭神 | 蒼稲魂命 |
合祀 | - |
境内社 | - |
祭日 | 毎年9月第3土日例大祭 |
住所 | 目黒区上目黒3-39-14 |
備考 | 旧上目黒村宿山組鎮守 |
烏森稲荷神社の由緒
烏森稲荷神社の創建年代は不詳ですが、下馬引沢村の新堀新左衛門が寿福寺の境内に祀ってあった稲荷神をこの地に移したとも、宿山稲荷講の人達が江戸新橋の烏森稲荷へ参拝に行った時に、狐が白い馬になってついてきたのでそれを祀ったともいわれます。
新編武蔵風土記稿による烏森稲荷神社の由緒
稲荷社
除地5畝15歩。小名宿山組にあり、1間四方。鎮座の年暦を詳にせず。社地に古木多し。入口に木の鳥居を並。(新編武蔵風土記稿より)
東京都神社名鑑による烏森稲荷神社の由緒
創立年代沿革等については徴すべき史料なく、不詳である。古くより俗称鳥森稲荷と称し、市部併合前までは社名が付近の字の名となっていた。何時のころに草創されたかは、その年代を詳かにしないが、世田谷区下馬引沢村の新堀新左衛門という者が、旧上目黒六丁目の寿福寺の境内に祀ってあったのをこの地に移し、奉祀したものであると伝えられている。旧上目黒村宿山組の鎮守として、古くより祭祀されてきた。維新後には鳥森、宿山南衆落の住民が崇敬者となっていたものである。境内には老樹が生い繁り、今だに湧き清水などあって閑寂な境地をなしている。(東京都神社名鑑より)
目黒区教育委員会掲示による烏森稲荷神社の由緒
烏森稲荷神社
この神社は、旧上目黒村宿山組の鎮守で祭神は蒼稲魂命です。創立年月は不明ですがかなり古く、下馬引沢村の新堀新左衛門が寿福寺の境内に祀ってあった稲荷神をこの地に移したと伝えられています、農耕神として農作守護と村人の授福開運を祈願して崇敬されてきたのでしょう。
その昔、宿山稲荷講の人達が江戸新橋の烏森稲荷へ参拝に行った時に、狐が白い馬になってついてきたのでそれを祀ったのが始まりという伝説もあります。また昭和29年草葺屋根を瓦葺にふきかえた時に、雨乞い祈願をしたものと思われる黒馬が一頭奉納されてあったことがわかりました。
例祭は、毎年9月の第3土曜、日曜日です。境内には老樹が繁り清水が湧出して閑寂な雰囲気をつくっています。(目黒区教育委員会掲示より)
烏森稲荷神社の周辺図