美穂鹿嶋神社|鹿島に鎮座していた祠が当地に漂着
美穂鹿嶋神社の概要
美穂鹿嶋神社は、港区芝にある神社です。美穂鹿嶋神社は、寛永年間に鹿島に鎮座していた祠が二たび当地に流れ着いたことから、当地に鹿島神を祀ったといいます。平成18年社殿新築の際、美穂神社を合祀したといいます。
社号 | 鹿嶋神社 |
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祭神 | 武甕槌命 |
相殿 | 藤原藤房卿 |
境内社 | 稲荷・天満・住吉社 |
祭日 | 6月10日 |
住所 | 港区芝4-15-1 |
備考 | - |
美穂鹿嶋神社の由緒
美穂鹿嶋神社は、寛永年間(1624-1645)に鹿島に鎮座していた祠が二たび当地に流れ着いたことから、当地に鹿島神を祀ったといいます。平成18年社殿新築の際、美穂神社を合祀したといいます。
東京都神社名鑑による美穂鹿嶋神社の由緒
その昔何となく沖の方より神殿が漂い来たり、此の浦によった。内に幣吊一柄打ち寄せる波に少しも濡れず立ち、いづれの社とも知らぬままに海ばたに昇ぎ上げて置いたが、日を経て常陸国人舟で尋ね来たり、これこそ求むる鹿島の神に鎮座の一社なりとて舟に取り付け漕ぎてもち帰えり、本つ宮所に帰座し奉ったが、月を越えて、また同じように流れよったが、浦辺も当初のところに少しも違わず、人にかかりてこの浦に祀り坐すべし、と御神託があり、浦人はこの奇瑞を畏み敬い、このところに宮所を定め祀り、これより長く海の幸を護り給うという。(東京都神社名鑑より)
「芝區誌」による美穂鹿嶋神社の由緒
鹿島神社 本芝四丁目
祭神 武甕槌命。
寛永中一小祠が海岸に漂流して来たのを里人が拾ひ上げ、其本所を尋ねると常陸鹿島の社地にあつたものだと知れたので、やがて鹿島の神を勧請して、此處に武甕槌命(身體-立木像)を奉祀した。明治七年四月二日村社に列した。
氏子區域 本芝三、四丁目、本芝入横町、三田四國町の一部、芝浦一、二丁目、新芝町。(「芝區誌」より)
美穂鹿嶋神社の周辺図
参考資料
- 東京都神社名鑑
- 「芝區誌」