藤龍山西蔵院|港区三田にある天台宗寺院
西蔵院の概要
天台宗寺院の西蔵院は、藤龍山長谷寺と号します。西蔵院は、實海が開山となり、享徳元年(1452)数寄屋橋に創建、慶長16年八丁堀に、寛永12年(1635)当地へ移転したといいます。
山号 | 藤龍山 |
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院号 | 西蔵院 |
寺号 | 長谷寺 |
住所 | 港区三田4-1-34 |
宗派 | 天台宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
西蔵院の縁起
西蔵院は、實海が開山となり、享徳元年(1452)数寄屋橋に創建、慶長16年八丁堀に、寛永12年(1635)当地へ移転したといいます。
「芝區誌」による西蔵院の縁起
西蔵院 三田北寺町九番地
天台宗延暦寺末、藤龍山長谷寺と號する。享徳元年数寄屋橋内に創建し、慶長十六年八丁堀に移り、寛永十二年此地に移つた。開山は僧實海である。神佛が分離しない維新前には三田郷春日神社の別當であつた。舊地数寄屋橋内寺地は背面に山を負ひ、左に深谷あり、右に流水があつて、南谷の中から高二十丈の白藤が山を匐ひ上つて、花の頃は恰も布引瀧の如き観を呈して、頗る美麗であつたといひ傳へられる。藤瀧山長谷寺の名はそれに由つて起つたのである。
本尊阿彌陀如来は聖徳太子の御作と謂はれる。寺内の薬師如来は草分薬師とも稱し、江戸時代に其縁日は中々賑かであつた。(「芝區誌」より)
西蔵院の周辺図
参考資料
- 「芝區誌」