医王山荘厳寺|豊島八十八ヶ所霊場
荘厳寺の概要
真言宗豊山派寺院の荘厳寺は、医王山不動院荘厳寺と号し、新編武蔵風土記稿よると良仁(天正2年:1574年没)開山と記載されていることから1574年以前の創建と考えられます。豊島八十八ヶ所霊場58番札所です。
山号 | 医王山 |
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院号 | 不動院 |
寺号 | 荘厳寺 |
住所 | 練馬区氷川台3-14-26 |
宗派 | 真言宗豊山派 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | 豊島八十八ヶ所霊場58番札所 |
荘厳寺の縁起
荘厳寺は、新編武蔵風土記稿よると良仁(天正2年:1574年没)開山と記載されていることから1574年以前の創建と考えられます。
「練馬の寺院」による荘厳寺の縁起
荘厳寺は、医王山不動院といい、真言宗豊山派(豊島八十八ヶ所霊場第58番札所)のお寺で本尊は不動明王です。新編武蔵風土記稿に開山・良仁が天正2年(1574)に没したとありますのでそれ以前の創建と思われます。
寺の記録によるとこの寺はもと古義真言宗安祥寺流(江戸湯島霊雲寺・元禄4年-1691-創建)の法流を受けた寺で、本堂に無量寿仏(阿弥陀如来)が安置されておりますが、先頃その胎内から古文書が発見されました。この文書は寛文10年(1670)多数の檀信徒の発心と協力で新たにこの無量寿仏を造立するということを時の住職雪峻叟が誌したものです。
この他、薬師如来や真言宗の本尊である大日如来、宝暦13年(1763)と記した再建時の柱の一部、又寺の附近に安置されていたという六臂の弁財天座像などがこの寺の古さを物語っています。
以前この附近の寺院に両檀家制があって、この寺が荘厳寺の男寺となり、又駒込長源寺の女寺と言われた時がありますが、男、女が別の寺院の過去帳に載せられ、弔われていたものです。(「練馬の寺院」より)
荘厳寺の周辺図
参考資料
- 練馬の寺院(練馬区教育委員会)