長照山樹林寺|大田区久が原にある日蓮宗寺院
樹林寺の概要
日蓮宗寺院の樹林寺は、長照山と号します。樹林寺は、安詳院日憶(慶安5年1652年寂)が開山となり寛永6年(1629)創建したといいます。
山号 | 長照山 |
---|---|
院号 | - |
寺号 | 樹林寺 |
住所 | 大田区久が原2-1-25 |
宗派 | 日蓮宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
樹林寺の縁起
樹林寺は、詮了院日義(寛永5年1628年寂)が開山となり創建したといいます。
「大田区の寺院」による樹林寺の縁起
開創の年代は明らかでないが、開山詮了院日義は寛永5年(1628)に示寂しているので、この頃に創建されたことが考えられる。
寺伝によれば、当時この道々橋村の周辺各村には、久ヶ原村に安詳寺と本光寺、池上村の根方に林昌寺、雪ヶ谷村に円長寺と長慶寺というふうに、各村1ヶ寺以上の寺があったのに対して、道々橋村には寺が1ヶ寺も無かった。村の人達は、村内に寺の建立されることを熱願していたが、資力が無く、これを実現できないでいた。たまたま土地の棉屋の娘が江戸城に奉公し、将軍の側室付きの腰元となったが、この側室が、腰元の親の願いを聞き、その奇得を感じて、道々橋の村内に碑文谷法華寺末の一寺を建立したのが当寺の開創であり、この時、現在の祖師像が当寺に遷座されたと伝えている。
この造立の施主となった側室の位牌が現存しているが、表面の剥落が甚だしく、文字を読取ることはできない。一説には、この位牌はお万の方(養珠院)の位牌であるともいっている。(「大田区の寺院」より)
新編武蔵風土記稿による樹林寺の縁起
(道々橋村)樹林寺
除地三畝十二歩、村の中央にあり、法華宗身延久遠寺末、長照山と號す、開山詮了院日義寛永五年十二月二十四日示寂す、客殿五間四方本尊三寶祖師を安ず、門柱間九尺南に向ふ。(新編武蔵風土記稿より)
樹林寺の周辺図