成田山円能寺|成田山新勝寺の末寺、玉川八十八ヶ所霊場
成田山円能寺の概要
真言宗智山派寺院の円能寺は、成田山と号し、天正年間(1573-92)に開創したとされています。現在は成田山新勝寺の末寺となっています。旧山王日枝神社の別当寺で、玉川八十八ヶ所霊場75番札所です。
山号 | 成田山 |
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院号 | - |
寺号 | 円能寺 |
住所 | 大田区山王1-6-30 |
本尊 | 不動明王 |
宗派 | 真言宗智山派 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | もと山王日枝神社の別当、玉川八十八ヶ所霊場76番札所、若草幼稚園併設 |
円能寺の縁起
円能寺は、中興開山が第4世中興開山権大僧都法印永範(延宝元年寂)と伝えられていることから、天正年間(1573-92)に開創したとされています。もと山王日枝神社の別当寺です。
「大田区の寺院」による円能寺の縁起
寺伝によれば、開創は天正年間(1573-92)とされているが、「新編武蔵風土記稿」には、開山の年代不明であるが第4世永範の寂年が延宝元年(1673)7月21日であるがから、創建年代は推して知ることができるとある。しかし当寺の歴代には永範の名を見られない。(「大田区の寺院」より)
新編武蔵風土記稿による円能寺の縁起
(山王日枝神社)別当円能寺
社地の内にあり、別に年貢地1段15畝17歩を加へて境内をす。新義真言宗馬込村長遠寺末、海光山と号す。開山の年代を傳へず。第4世中興開山権大僧都法印永範延宝元年7月21日寂すと云ときは、創建年暦の大略推て知るべし。本堂6間半に4間半。本尊不動尊を安ず。また聖観音の像あり。
多摩川南北札所第31番なり。近江国長命寺観音に擬せりといひつとふ。(新編武蔵風土記稿より)
円能寺の周辺図