戸越八幡神社|行永法印が大永6年に創建、戸越村鎮守、旧村社
戸越八幡神社の概要
戸越八幡神社は、品川区戸越にある八幡神社です。戸越八幡神社は、行慶寺を創始した行永法印が大永6年(1526)に創建、戸越村の鎮守だったといい、明治期に村社に列格していたといいます。
社号 | 八幡神社 |
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祭神 | 誉田別命 |
相殿 | - |
境内社 | 春日社、稲荷社 |
祭日 | 例祭日9月28日 |
住所 | 品川区戸越2-6-23 |
備考 | 戸越村鎮守、村社 |
戸越八幡神社の由緒
戸越八幡神社は、行慶寺を創始した行永法印が大永6年(1526)に創建、戸越村の鎮守だったといい、明治期に村社に列格していたといいます。
「品川区の文化財」による戸越八幡神社の由緒
戸越村の鎮守である。もとは旧字一本杉にあったもので、御神体は戸越本通りの藪清水という池から出現したものを行永法師が祀ったと伝えている。元禄元年12月に現在の処へ移したものである。
9月28日祭礼には相撲が行われた。(「品川区の文化財」より)
新編武蔵風土記稿による戸越八幡神社の由緒
(戸越村)八幡社
除地二段五畝十五歩、村の東にあり、神體は木像にて長五寸許の坐像なり、村内字薮清水と云所より出現すと云傳ふ、勧請の年月詳ならず。村の鎮守にて毎歳九月二十八日神楽を奏す。本社九尺四方前に拝殿あり四間に二間半、それより二町許の間は兩側に松杉の並木連り、其中央に石の鳥居をたつ、行慶寺別当せり。(新編武蔵風土記稿より)
東京都神社名鑑による戸越八幡神社の由緒
大永六戌年(一五二六)八月十五日村内薮清水水源より、御神体出現により行永法師これを草庵に奉安し、山城国石清水八幡宮の御分霊を勧話しともに祀る。これが創立の起源である。古歌に「江戸越へて清水の上の成就庵ねがいの糸のとけぬ日はなし」とある。これが「戸越」の地名のはじまりと伝える。(東京都神社名鑑より)
戸越八幡神社所蔵の文化財
- 戸越八幡神社狛犬1対(品川区指定文化財)
- 戸越八幡神社奉納絵馬25面(品川区指定文化財)
戸越八幡神社の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿
- 「品川区の文化財」
- 東京都神社名鑑