萬松山東海寺|臨済宗大徳寺派の旧江戸触頭、沢庵和尚開山
東海寺の概要
臨済宗大徳寺派の東海寺は、萬松山と号します。東海寺は、寛永15年(1638)徳川家光が沢庵宗彭を招聘して開山しました。寺領5,000石、境内地4万7000坪を賜った別格本山格の寺院で、臨済宗大徳寺派の江戸触頭でした。明治維新で廃寺となったものを、かつての塔頭玄性院が旧跡を引き継いで現在に至っています。
山号 | 萬松山 |
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院号 | - |
寺号 | 東海寺 |
住所 | 品川区北品川3-11-9 |
宗派 | 臨済宗大徳寺派 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
東海寺の縁起
東海寺は、寛永15年(1638)徳川家光が沢庵宗彭を招聘して開山しました。寺領5,000石、境内地4万7000坪を賜った別格本山格の寺院です。明治維新で廃寺となったものを、かつての塔頭玄性院が旧跡を引き継いで現在に至っています。
地誌御調書上帳にみる東海寺
当町内儀者寛永15年寅年中大猷院様東海寺御建立被為遊御境内拝領地ニ御座候内門前町之俵家作起立仕候得共御願済之年代等相知不申候。元ト寺社奉行所御支配ニ御座候処延享2年中町御奉行所能勢肥後守様馬場讃岐守様御勤役中町方御支配ニ相成申候尤永代門前ニ御座候。
隣町之名
東之名:本照寺境内、光厳寺(明治年間廃寺)境内
西之名:清徳寺門前、東海寺境内
南之名:目黒川
北之名:東海寺大門、稲荷門前(地誌御調書上帳より)
東海寺所蔵の文化財
- 東海寺梵鐘(指定昭和53年11月22日)
- 渋川春海墓(品川区指定史跡)
- 絹本淡彩沢庵和尚像(東京都指定有形文化財)
- 沢庵宗彭筆原人論註解(東京都指定有形文化財)
- 寛永16年沢庵宗彭墨蹟(東京都指定有形文化財)
- 寛永17年沢庵宗彭墨蹟(東京都指定有形文化財)
- 正保2年沢庵宗彭墨蹟(東京都指定有形文化財)
- 東海寺拝領御道具帳(東京都指定有形文化財)
- 東海寺公用記録(東京都指定有形文化財)
- 沢庵墓(日本国指定史跡)
- 賀茂真淵墓(日本国指定史跡)
東海寺梵鐘
東海寺は寛永15年(1638)に三代将軍徳川家光の信任をうけていた沢庵禅師のために、建立されたものである。
本鐘は元禄5年(1692)住持天倫宗忽が撰文し、名工といわれた幕府の御用鋳物師である椎名伊予守良寛によって造られたものである。総高198cm、口径106cm、撞座は竜頭の側面方向に2ヶ所、乳は乳の間ごとに縦横5箇ずつ配列されている。(品川区教育委員会)
東海寺の周辺図