竜吟山海雲寺|江戸三十三観音霊場
海雲寺の概要
曹洞宗寺院の海雲寺は、竜吟山瑞林院と号します。海雲寺は、不山東用(寛文13年1673年寂)が瑞林院と号し、海晏寺の塔頭として創建、海晏寺5世分外祖耕(元禄8年1695年寂)が開山となり、元禄3年(1690)に一寺としたといいます。江戸三十三観音霊場番外番札所です。
山号 | 竜吟山 |
---|---|
院号 | 瑞林院 |
寺号 | 海雲寺 |
住所 | 品川区南品川3-5-21 |
宗派 | 曹洞宗 |
本尊 | 十一面観世音 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | 江戸三十三観音霊場番外番札所 |
海雲寺の縁起
海雲寺は、不山東用(寛文13年1673年寂)が瑞林院と号し、海晏寺の塔頭として創建、海晏寺5世分外祖耕(元禄8年1695年寂)が開山となり、元禄3年(1690)に一寺としたといいます。
「品川区の文化財」による海雲寺の縁起
はじめは瑞林院といって、海晏寺の塔頭であった。元禄3年本山5世分外祖耕の時に一寺とした。(「品川区の文化財」より)
新編武蔵風土記稿による海雲寺の縁起
(南品川宿下)
海雲寺
寺地一段一畝八歩半、年貢地三段六歩、品川寺の南隣なり、禅宗曹洞派海晏寺末、龍吟山瑞林院と號す、僧不山東用起立す、當時は瑞林庵とて海晏寺塔中なり、本山五世分外祖耕の時元禄二年一寺とす、東用は寛文十三年六月十九日寂す、是を開基と稱し、祖耕は元禄八年五月二十五日化す、是を開山と號す、本堂三間半に六間半本尊十一面觀音木の坐像長一尺一寸佛師春日の作と云、
荒神社。本堂の南傍にあり、二間半に三間、護摩所二間に四間半、拝殿二間半に四間半、神體木の立像長九寸五分、眦首羯摩の作今深秘す、前立長三尺二寸古よりこゝに鎮座すと云、例祭三月十一日十一月廿七八兩日神楽を奏し、護摩を執行す
神楽堂。荒神社の東にあり九尺に二間半、
龍天善神白山稲荷合社。境内の鎮守なり、二間に九尺、
門前町屋。寛永三年家作を許さる、海道の西側間口十九間半、歩數二百二十延享三年町方の支配となる、(新編武蔵風土記稿より)
海雲寺所蔵の文化財
- 海雲寺千躰荒神堂奉納扁額(品川区指定有形文化財)
海雲寺の周辺図