蟠龍山永心寺|松平越後守の奥女中が中興開基
永心寺の概要
曹洞宗寺院の永心寺は、蟠龍山と号します。永心寺は、慶長9年(1604)麹町清水谷に創建、江戸城外堀建造に伴い寛永11年(1634)当地へ移転したといいます。松平越後守の奥女中おいちゃ(法名長壽院安窓永心大姉)が中興開基したといいます。
山号 | 蟠龍山 |
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院号 | - |
寺号 | 永心寺 |
住所 | 新宿区須賀町11 |
宗派 | 曹洞宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
永心寺の縁起
永心寺は、慶長9年(1604)麹町清水谷に創建、江戸城外堀建造に伴い寛永11年(1634)当地へ移転したといいます。松平越後守の奥女中おいちゃ(法名長壽院安窓永心大姉)が中興開基したといいます。
「四谷區史」による永心寺の縁起
蟠龍山永心寺は四谷鹽町三丁目龍昌寺末の曹洞宗で、所在は南寺町である。境内拝領地八百六拾坪、外に隣寺松嚴寺共同の預り地百拾貮坪餘があつた。慶長中麹町清水谷に起立し、寛永十一年甲戌十二月此地に移つた。開山明巌舜洞和尚は寛永十二年乙亥七月十九日に寂した。開基はおいちやと云つた松平越後守奥女中で、法名長壽院安窓永心大姉、延寶七年己未六月八日死去した、「中興開基と被存候」と書上に見える。(「四谷區史」より)
「四谷南寺町界隈」による永心寺の縁起
曹洞宗、蟠龍山と号す。四谷塩町三丁目龍昌寺の末寺。
慶長9年、麹町清水谷に起立したが、此の辺の寺々と同じく、元地が収用されたので寛永11年甲戌12月5日現地に移った。
開山、明巌舜洞和尚は、翌12年乙亥閏7月19日寂した。中興は松平越後守の奥女中でおいちゃと言った人である。法名は長寿院安窓永心大姉、延宝7年(1679)己未6月8日歿した。(四谷南寺町界隈より)
永心寺の周辺図