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小村井香取神社|墨田区文花の神社

小村井香取神社の概要

小村井香取神社は、墨田区文花にある香取神社です。小村井香取神社は、永萬元年(1165)の葛西御厨の文書、応永5年(1398)の葛西御厨注文等に鎮守村名が記載されていることから、平安時代末期に千葉県香取郡から移住・開拓した人々の氏神として創建したといわれます。江戸時代には、東隣に作られた小村井梅園が盛況で、将軍家の御成りもあったといいますが、明治43年の大水で廃園となりました。

小村井香取神社拝殿
小村井香取神社の概要
社号 香取神社
祭神 経津主大神(伊波比主大神)
相殿 -
境内社 諏訪神社、三峯神社、天祖神社、稲荷神社、水神社、北野神社
祭日 9月第1土日例大祭
住所 墨田区文花2-5-8
備考 旧小村井村鎮守、旧小村井梅園隣接



小村井香取神社の由緒

小村井香取神社は、永萬元年(1165)の葛西御厨の文書、応永5年(1398)の葛西御厨注文等に鎮守村名が記載されていることから、平安時代末期に千葉県香取郡から移住・開拓した人々の氏神として創建したといわれます。

境内掲示による小村井香取神社の由緒

経津主大神は天孫降臨に先だち、天照大神の勅を奉じ武甕槌神(鹿島の神)と共に出雲に降り、大国主命と御公称の結果、国土を皇孫に捧げ奉らしめ、次いで国内を平定して日本の建国の基礎を築かれた武勇に優れた神様で国運開発・民業指導・海上守護・縁結び安産の神様、更には武徳の祖神として廣く仰がれております。
当神社は、永萬元年(1165)の葛西御厨の文書、応永5年(1398)の葛西御厨注文等に鎮守村名が見られ、平安時代の末期、当地開拓のために千葉県香取郡から六軒の人々が移住し、小村井の氏神様として鎮守しました。
大正5年頃まで、老樹鬱蒼と繁茂し円形の森林をなし、鳥類はもとより狸の類も巣を作り、隣地には小村井梅園が存して、明治43年頃までは四季の遊びの場所ともなりました。
現在の御社殿は、昭和29年の建立で、本殿は流れ造り、拝殿は入母屋流れ造りの総桧造りです。(境内掲示より)

新編武蔵風土記稿による小村井香取神社の由緒

香取社
村の鎮守にて亀戸村宝蓮寺持下同じ。
末社天神、稲荷。(新編武蔵風土記稿より)

東京都神社名鑑による小村井香取神社の由緒

永万元年(一一六五)の葛西御厨の文書、応永五年(一三九八)の葛西御厨注文等に鎮守村名がみられ、往古、当地開拓のため千葉県香取郡から六軒の百姓が移住し、氏神として鎮座した。大正五年ころまで老樹欝蒼と繁茂し、円形の森林をなし、鳥類はもとより、狸も巣をなし、隣りに小村井梅園が存し、明治四十三年まで四季の遊びも併存した。昭和七年境内正面の玉垣、昭和十一年社殿改修、社務所増改築等、神苑の整備が行なわれた。(東京都神社名鑑より)

「墨田区史」による小村井香取神社の由緒

旧小村井村の鎮守で、主祭神は経津主神である。正確な起立年代は伝えられていないが、先に述べたように、平安朝期の終わりころ、千葉県下からの開拓者が、香取神宮(佐原市内)の分霊を祭ってうぶすな神としたといわれ、現在も香取神宮の分社となっている。東京都内に香取神宮の分社は数多いが、そのほとんどが隅田川以東に存在しており、往古のこの地域発展の過程を物語る一つの証左ともなっている。
氏子地域は、今も昔からの小村井の区域を受け継いでおり、例祭は毎年九月初旬に行われている。境内には、境内社として諏訪神社、三峯神社及び天祖神社・稲荷神社・水神社・北野神社の四祭神を合祭した通称「四つのお宮」がある。(「墨田区史」より)


小村井香取神社所蔵の文化財

  • 禊盤(手水鉢)(墨田区登録文化財)
  • 文政13年銘石燈籠

禊盤(手水鉢)

手水鉢は神仏を礼拝するにあたって、参拝者が手を洗い、口をすすぐための器であり、その行為のことを「手水を使う」ともいいます。この習慣は古代から行われていた「斎戒沐浴」の名残で、水で心身の罪や穢れを清める、「禊」を簡略化したものと考えられます。
そのために本堂や社殿の前には必ず水を満たした盥や「手水桶」「手水鉢」などが常備されています。
現在化鳥神社境内の諏訪社前にある手水鉢が「禊盥」と刻まれていることは、江戸時代後期の篤信社たちがただ単に手を洗うだけではなく、こうした禊の習慣をよく理解したうえで神前に奉納している貴重な例といえます。
この禊盥の右側面には「文政11年(1828)戌子6月吉祥日」、左側面には「星塢奏鐘書」、裏面には「氏子中」と能筆で刻まれています。
かつては本殿前に据えられていたものです。(墨田区教育委員会掲示より)

小村井香取神社の周辺図

古地図で見る小村井香取神社

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参考資料
  • 新編武蔵風土記稿
  • 「墨田区史」
  • 東京都神社名鑑