加賀美久米森稲荷神社|加賀美太夫の邸内社として創建
加賀美久米森稲荷神社の概要
加賀美久米森稲荷神社は、台東区浅草橋にある稲荷神社です。加賀美久米森稲荷神社は、江戸時代初期当地に住んでいた加賀美太夫の邸内社として創建したといい、加賀美稲荷と呼ばれていたといいます。現在鳥越神社の境外末社となっています。
社号 | 稲荷神社 |
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祭神 | 倉稲魂命 |
相殿 | - |
境内社 | - |
住所 | 台東区浅草橋3-16-8 |
備考 | - |
加賀美久米森稲荷神社の由緒
加賀美久米森稲荷神社は、江戸時代初期当地に住んでいた加賀美太夫の邸内社として創建したといい、加賀美稲荷と呼ばれていたといいます。
東京都神社名鑑による加賀美久米森稲荷神社の由緒
その昔、加賀美太夫、条太夫という越後国猿屋村の猿曳が諸国漂泊の末、江戸にやってきた。やがて本業の芸と加持祈祷の評判が高まった。そのころ、徳川将軍が不治の病にかかり、すぐれた祈祷師を天下に求めた。さっそく、彼らは城中に招かれ病気平癒の祈禱をした。すると、将軍の病はみるみる快癒にむかったので褒賞として、現在、神社のある土地に猿楽町の名を賜わって、永住することを許された。この両太夫の邸内に、それぞれ祀られたのが当稲荷社である。その後、小島屋西之助の持地となり合祀奉斎された。寛永七年(一六三〇)にすでに猿屋町の町名が見られるため、そのころに勧請されたものと思われる。(東京都神社名鑑より)
加賀美久米森稲荷神社の周辺図
参考資料
- 東京都神社名鑑