寿三島神社|台東区寿の神社

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寿三島神社|河野通有が上野金杉に創建

寿三島神社の概要

寿三島神社は、台東区寿にある三島神社です。寿三島神社は、元寇の弘安の役の際に河野通有が伊予国大三島神社に必勝祈願した後、上野金杉村に分霊を勧請して金杉に創建したといいます。宝永7年(1710)当地へ遷座したといいます。

寿三島神社
寿三島神社の概要
社号 寿三島神社
祭神 大山祇命、身島姫命、和足彦命、上津姫命、下津姫命
相殿 -
境内社 石稲荷神社、髪稲荷神社
住所 台東区寿4-9-1
備考 村社



寿三島神社の由緒

寿三島神社は、元寇の弘安の役の際に河野通有が伊予国大三島神社に必勝祈願した後、上野金杉村に分霊を勧請して金杉に創建したといいます。宝永7年(1710)当地浅草小揚町へ遷座したといいます。旧地には元三島神社があります。

御府内寺社備考による寿三島神社の由緒

浅草三嶋西蔵院前 三嶋明神社。本社土蔵造二間四方、供殿二間四方、拝殿間口三間奥行二間、神体幣、随身丈ニ尺五寸、相殿十一面観世音木像長九寸、弁財天木像長八寸。御供所間口五間奥行三間。石鳥居高一丈三尺横一丈四尺。末社、稲荷宮ニ社。別当円明山宝福寺西蔵院、新義真言宗足立郡元木村吉祥院末、寺在豊嶋郡金杉村。以上乙酉書上。
清水稲荷の西なり。西蔵院の持とす。祭神ハ大山祇命なり。当社ハむかし上野の麓にありしか。元禄のころ此地に移さるといへり。
縁起にいふ、延久2年5月、武州豊嶋郡領主江川団左衛門安経と云人、下谷金杉根岸村に三嶋を祭、本地薬師仏を造立、金杉鎮守とす。宝永中台命に因りて浅草へ遷さる。祭事5月15日・9月15日なり。(御府内寺社備考より)

東京都神社名鑑による寿三島神社の由緒

弘安四年(一二八一)五月、九州の異賊追討の一将であった越智通有、出陣のみぎり、三島宮に戦勝を祈り、神恩をこうむり賊ことごとく退治した。帰陣の夢枕に、三島明神を武蔵豊島郡に勧請すべしと。ここにおいて金杉村に鎮祭した。宝永七年(一七一〇)社地が東叡山の用地になり、替地を浅草小揚町(現寿町)に賜わり遷座した。千坪の地に門前町屋を許されたが、明治三年門前地を上地。将軍家光寄進の神輿があったが、関東大震災に社殿ともに焼失。(東京都神社名鑑より)


寿三島神社の周辺図