揖取稲荷神社|米倉造営用の運搬船の遭難除け
揖取稲荷神社の概要
揖取稲荷神社は台東区蔵前にある稲荷神社で、第六天榊神社の兼務社です。揖取稲荷神社は、慶長年間(1596-1615)江戸幕府米倉造営用の石材を船で運搬中の遭難を避けるため浅草御蔵内に稲荷社を創建したといいます。
社号 | 稲荷神社 |
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祭神 | 倉稲魂命、御歳神、豊受姫神 |
相殿 | - |
境内社 | - |
住所 | 台東区蔵前2-2-11 |
備考 | - |
揖取稲荷神社の由緒
揖取稲荷神社は、慶長年間(1596-1615)江戸幕府米倉造営用の石材を船で運搬中の遭難を避けるため浅草御蔵内に稲荷社を創建したといいます。
境内掲示による揖取稲荷神社の由緒
慶長年間江戸幕府米倉造営用の石を遠く肥後熊本より運搬の途中、遠州灘の沖に於て屡々遭難あったが或る時稲荷の神の示現を得てより後は航海安全を得る事が出来た。その神徳奉賽の為め稲荷の社を浅草御蔵の中に創建、名づけて揖取稲荷と称へ爾来今日に至って居る。
鎮座以来既に三百七十年氏神榊者の摂社として祭事怠る事無く奉仕。商売繁昌、火防の神として広く衆庶の尊信を集めている。(境内掲示より)
東京都神社名鑑による揖取稲荷神社の由緒
慶長年間(一五九六-一六一五)、江戸幕府開府、米倉造営用の石を遠く肥後国熊本より運搬の途中、遠州灘の沖においてしばしば遭難したが、或る時、稲荷の神の示現を得てより後は、航海安全を得ることができた。よって神徳報賽のため、稲荷の社を浅草御蔵の内に創建し、名づけて揖取稲荷と呼称した。昔は、福祥院が別当であったが、明治以降榊神社の兼勤の社と定められ、祭事怠ることなく奉仕し、現在に至っている。(東京都神社名鑑より)
揖取稲荷神社の周辺図