長龍寺|台東区東上野にある浄土真宗系単立寺院
長龍寺の概要
浄土真宗系単立寺院の長龍寺は、熊谷次郎直実舎弟三郎直清(心光坊、弘安元年1278年寂)が、親鸞聖人の弟子に、ついで報恩寺開基性信上人の弟子となり、嘉禄元年(1225)長龍寺と号して創建したといいます。報恩寺と共に江戸に移転しています。
山号 | - |
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院号 | - |
寺号 | 長龍寺 |
住所 | 台東区東上野6-14-12 |
宗派 | 浄土真宗系単立 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
長龍寺の縁起
長龍寺は、熊谷次郎直実舎弟三郎直清(心光坊、弘安元年1278年寂)が、親鸞聖人の弟子に、ついで報恩寺開基性信上人の弟子となり、嘉禄元年(1225)長龍寺と号して創建したといいます。報恩寺と共に江戸に移転しています。
御府内寺社備考による長龍寺の縁起
長龍寺 地所80坪。
起立之儀者熊谷次郎直実舎弟三郎直清と申候。故実而閑居して黒川主馬と号す。宗祖親鸞聖人化道の節、化を承て名を心光坊と賜り弟子と成る。宗祖帰洛の節、宗旨遺命に依て報恩寺開基性信上人之譲り弟子と成る。嘉禄元年横曽根にて長龍寺と号す。於今寺領報恩寺村に長龍寺屋敷有之候。
百姓太郎左衛門住居仕候。長龍寺本尊絵像阿弥陀如来親鸞聖人自画、于今太郎左衛門所持いたし罷在候。黒川氏子孫等寺領内百姓に相成申候。慶長5年常州下妻の城主多賀谷氏兵乱によって放火のため系図并宝物不残焼失いたし候。仍て寺号免状所持不仕候。但報恩寺江戸ニ移ル時共に移転せり。
開山心光坊。弘安元年88歳寂。
本尊立像阿弥陀如来丈1尺6寸。右者本願寺第2代如信上人作。奥州大綱御坊在住之時頂戴之。
親鸞聖人真影、本願寺釈真如書。願主理伝。
教如上人真影、本願寺釈宣如寛永9年暮仲春。
報恩寺門徒武州豊島郡江戸長龍寺住者。願主宗意(御府内寺社備考、報恩寺項より)
長龍寺の周辺図
参考資料
- 「淺草區史」
- 御府内寺社備考