松吟寺|お化け地蔵
松吟寺の概要
曹洞宗寺院の松吟寺は、寛永2年に総泉寺の庵室松吟庵として創建、前永平勅特賜大智恵光禅師円月江寂が中興開山したといいます。境内には、もと総泉寺のお化け地蔵があり、総泉寺移転時、当寺に遺されたものと推定されます。
山号 | - |
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院号 | - |
寺号 | 松吟寺 |
住所 | 台東区橋場2-5-3 |
宗派 | 曹洞宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | お化け地蔵 |
松吟寺の縁起
松吟寺は、寛永2年に総泉寺の庵室松吟庵として創建、前永平勅特賜大智恵光禅師円月江寂が中興開山したといいます。
松吟庵
寛永2年起立。
中興開山前永平勅特賜大智恵光禅師円月江寂、寛延3年10月20日遷化。
本尊正観音立像(御府内寺社備考浅草橋場総泉寺項より)
松吟寺所蔵の文化財
- お化け地蔵
お化け地蔵
「お化け地蔵」の名には、かつて大きな笠をかぶり、その笠が向きをかえたから、あるいは高さ3メートル余りの並はずれて大きいからなど、いくつかの伝承がある。
この辺りは、室町時代以来、禅宗の名刹総泉寺の境内地であった。門前一帯を浅茅ヶ原といい、明治40年刊「東京名所図会」には「浅茅ヶ原の松並木の道の傍らに大いなる石地蔵ありしを維新の際並木の松を刈りとり、石地蔵は総泉寺入口に移したり」とあり、「当寺入口に常夜灯あり、東畔に大地蔵安置す」とも記している。
お化け地蔵の台石によれば、この石仏は享保6年(1721)の建立。関東大震災で二つに折れたが、補修し現在にいたっており頭部も取りかえられている。常夜灯は、寛政2年(1790)に建てられた。
総泉寺は、昭和4年板橋区へ移転した。「お化け地蔵」近くにある「元総泉寺境内諸仏供養の為」の碑は移転に際し建てられたものと思われる。(台東区教育委員会掲示より)
松吟寺の周辺図