長應院|台東区蔵前にある浄土宗寺院
長應院の概要
浄土宗寺院の長應院は、念蓮社称誉一山(寛文10年1675年卒)が開基となり創建したといいます。
山号 | - |
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院号 | 長應院 |
寺号 | - |
住所 | 台東区蔵前4-17-14 |
宗派 | 浄土宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
長應院の縁起
長應院は、念蓮社称誉一山(寛文10年1675年卒)が開基となり創建したといいます。
御府内寺社備考西福寺項による長應院の縁起
長應院 境内135坪。
開基念蓮社称誉一山、寛文10年7月21日卒(御府内寺社備考西福寺項より)
長應院所蔵の文化財
- 石造宝篋印塔(台東区登載文化財)
石造宝篋印塔
宝篋印塔は、一切の災難から免れることを願い、塔身部(塔中央の梵字を刻んだ部分)に宝篋印陀羅尼経という経典を納めるところから、この名があります。日本では大別して、基礎が低く安定感のある関西様式型と、基礎が高く細身でスマ-トな感のある関東様式の二種類があります。いずれも、古い年代のものほど笠部の四隅にある隅飾突起が直立し、年代が下るほど反り返った形になります。
長応院本堂の前庭に立つ宝篋印塔は、総高164.2cm。典型的な関東様式で、隅飾突起がほぼ垂直に立ち、南北朝時代にまで遡ることを示しています。上部基礎には「慶長十七季」「老室無為」の銘文がありますが、慶長17年は江戸初期の1612年で塔の年代的な特徴と合わないこと、銘文を刻んだ面の全体に削り直した跡があることから、追刻(後世に刻んだもの)と思われます。
本塔は、台東区現存の宝篋印塔でももっとも古いものに属し、意匠的にも秀れた貴重な遺物です。
長應院の周辺図