栄源山本寿寺|台東区谷中にある日蓮宗寺院
本寿寺の概要
日蓮宗寺院の本寿寺は、栄源山と号します。本寿寺は、本寿院日栄上人が開基となり慶長19年(1614)神田寺町に創建、慶安3年(1650)当地へ移転したといいます。
山号 | 栄源山 |
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院号 | - |
寺号 | 本寿寺 |
住所 | 台東区谷中1-4-9 |
宗派 | 日蓮宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
本寿寺の縁起
本寿寺は、本寿院日栄上人が開基となり慶長19年(1614)神田寺町に創建、慶安3年(1650)当地へ移転したといいます。
「下谷區史」による本寿寺の縁起
本壽寺(谷中坂町三八番地)
京都本圀寺末、本尊十界曼荼羅。榮源山と號す。慶長十九年、神田寺町に創建せられ、慶安三年現地に移つた。開基は本壽院日榮。(正保三年二月二十二日寂)安政二年十月二日夜の大地震に坊舎崩壊したが、本郷駒込追分の酒賣高崎屋長右衛門獨力にて再建した。これが現在の建物である。當寺祖師堂の本尊日蓮上人像は和泉阿闍梨日法の作で、往時谷中感應寺(現天王寺)五重塔中に安置せられてゐたのを元禄十一年檀徒相議して當寺へ遷し、冠して感應日蓮大菩薩と稱した。藍染川が寺前を流れてゐるので、俗に川端の祖師といひ、江戸十祖師の一に數へられてゐる。この祖師堂は元禄十六年建立、文政八年再建せられた。寺内に勧進帳の作者三世杵屋六三郎、俳優岩井粂三郎の墓がある。(「下谷區史」より)
御府内寺社備考による本寿寺の縁起
京都本圀寺末 谷中川端 栄源山本寿寺、境内玉林寺境内借地405坪。
慶長19年起立、慶安2年迄36年之間神田寺町ニ罷在候。其後、慶安3年谷中玉林寺境内、前書坪数之通借地仕候。
開基本寿院日栄聖人、正保3年2月22日遷化。
祖師堂、日蓮大菩薩丈1尺2寸8分坐像中老日法聖人ノ作祖師開眼。
稲荷社。(御府内寺社備考より)
本寿寺所蔵の文化財
- 本寿寺文書(台東区登録文化財)
- 木造日蓮上人坐像(台東区登録文化財)
- 木造日朝上人坐像(台東区登録文化財)
- 本寿寺版木43面 附御鬮箱及び御鬮竹(台東区登録文化財)
本寿寺の周辺図
参考資料
- 御府内寺社備考
- 「下谷區史」