法栄山本通寺|台東区谷中にある法華宗陣門流寺院
本通寺の概要
法華宗陣門流寺院の本通寺は、法栄山と号します。本通寺は、玄照院日用大徳が開山となり、慶長16年(1611)八丁堀に創建、寛永12年(1635)下谷へ移転、万冶3年(1660)当地へ移転したといいます。
山号 | 法栄山 |
---|---|
院号 | - |
寺号 | 本通寺 |
住所 | 台東区谷中4-2-33 |
宗派 | 法華宗陣門流 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
本通寺の縁起
本通寺は、玄照院日用大徳が開山となり、慶長16年(1611)八丁堀に創建、寛永12年(1635)下谷へ移転、万冶3年(1660)当地へ移転したといいます。
「下谷區史」による本通寺の縁起
本通寺(谷中上三崎南町三七番地)
越後本成寺末、本尊十界勧請曼荼羅。法榮山と號す。玄照院日印が慶長十六年幕府より八丁堀に地を賜はつて開創し、寛永十二年幕府用地となつたので、下谷上野町に借地して移轉し、明暦三年正月の大火に類焼して現地に轉じた。中興は八世日陳である。明治元年五月十五日上野の戦争に兵燹に罹つたが、後再建せられた。境内の毘沙門堂は谷中七福神の一である。(「下谷區史」より)
御府内寺社備考による本通寺の縁起
越後国蒲原郡本成寺村本成寺末
法栄山本通寺、境内玉林寺領之内225坪借地
起立慶長16亥年、八丁堀二而地所拝領。町名不知。
寛永12亥年、同処御用地二被召上、下谷上野町ニ而
借地仕、又候同所引払、万治3子年当処禅宗玉林寺領之内、前書坪数之通借地仕候。
開山玄照院日用大徳、寛文2寅年8月27日寂。
客殿、間口6間半奥行4間。
本尊宗門通、格式之三宝四菩薩。
文殊、普賢、四天王、不動、愛染、鬼子母神、十羅刺女、大黒天、三光天子、宗祖日蓮聖人
三社合殿土蔵、間口2間奥行2間半。毘沙門天、丈3寸伝教大師作与申伝立像。弁才天女、丈4寸台坐共9寸座像。稲荷大明神、立像丈6寸5分。
鰐口、丈9寸横1寸。
以上丙戊書上
開山日卯上人、中興人世日陳上人。江戸志。(御府内寺社備考より)
本通寺の周辺図
参考資料
- 御府内寺社備考
- 「下谷區史」