長谷山加納院|御府内八十八ヶ所霊場
加納院の概要
新義真言宗寺院の加納院は、長谷山元興寺と号します。加納院は、尊慶(寛永13年1636年寂)が開基となり、慶長16年(1611)神田北寺町に創建、延宝8年(1680)当地へ移転したといいます。御府内八十八ヶ所霊場64番、御府内二十一ヶ所霊場4番札所です。
山号 | 長谷山 |
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院号 | 加納院 |
寺号 | 元興寺 |
住所 | 台東区谷中5-8-5 |
宗派 | 新義真言宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | 御府内八十八ヶ所霊場64番札所 |
加納院の縁起
加納院は、尊慶(寛永13年1636年寂)が開基となり、慶長16年(1611)神田北寺町に創建、延宝8年(1680)当地へ移転したといいます。
「下谷區史」による加納院の縁起
加納院(谷中上三崎北町六番地)
本所彌勒寺末、長谷山元興寺と號す。本尊阿彌陀如来。慶長十六年幕府より神田北寺町に寺地を給せられて起立した。開山を尊慶(寛永十三年四月六日寂)といふ。慶安元年同所が幕府用地となつたため谷中清水坂(現谷中清水町)に移り、延寶八年同所亦用地となり、現地に轉じた。境内に聖天堂(大聖歡喜天を安置す)及び大師堂(弘法大師像及び興教大師像を安置す)がある。(「下谷區史」より)
御府内寺社備考による加納院の縁起
本所弥勒寺末 谷中不唱小名
長谷山元興寺加納院 境内拝領地600坪余
起立慶長16年。権現様御代、神田北寺町ニ而寺地、表15間、裏行14間、拝領仕候。慶安元年。大猷院様御代、神田北寺町御用ニ付谷中清水坂ニテ替地拝領仕候。延宝8年。厳有院様御代御用地ニ付、清水坂地処差上申。只今は当所ニ住居仕候。
開基尊慶、寛永13年4月6日示寂。(御府内寺社備考より)
加納院所蔵の文化財
- 木造阿弥陀如来立像(台東区登載文化財)
加納院の周辺図
参考資料
- 御府内寺社備考
- 「下谷區史」