蘇羽鷹神社|松戸市二ツ木の神社

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蘇羽鷹神社|松戸市二ツ木の神社

蘇羽鷹神社の概要

蘇羽鷹神社は、松戸市二ツ木にある神社です。蘇羽鷹神社の創建年代等は不詳ながら、千葉介頼胤が鎌倉時代初期に築いた小金城に在城していたころに創祀されたのではないかと推測され、戦国時代の天正4年(1576)には社殿が修復された記録が残されているといいます。ソバタカ神社の本社は、香取神宮の第一摂社である側高神社(佐原市)で、”ソバタカ”と称する社は江戸川対岸の吉川市近辺にも見られます。また境内の庚申堂は、江戸川八十八ヶ所霊場81番です。

蘇羽鷹神社
蘇羽鷹神社の概要
社号 蘇羽鷹神社
祭神 國常立命
相殿 -
境内社 -
住所 千葉県松戸市二ツ木1732
祭日 10月19日
備考 旧村社



蘇羽鷹神社の由緒

蘇羽鷹神社の創建年代等は不詳ながら、千葉介頼胤が鎌倉時代初期に築いた小金城に在城していたころに創祀されたのではないかと推測され、戦国時代の天正4年(1576)には社殿が修復された記録が残されているといいます。ソバタカ神社の本社は、香取神宮の第一摂社である側高神社(佐原市)で、”ソバタカ”と称する社は江戸川対岸の吉川市近辺にも見られます。

「千葉県神社名鑑」による蘇羽鷹神社の由緒

往昔、千葉一族が当地に居住し崇敬され、荒井山清滝寺末寺の光明寺が別当をしていた。天正四年(一五七六)、万治元年(一六五八)、宝暦七年(一七五七)、文政一一年(一八二八)、明治三六年(一九〇三)、昭和四三年、昭和五五年に社殿修復の記録がある。(「千葉県神社名鑑」より)

境内石碑による蘇羽鷹神社の由緒

当社蘇羽鷹大明神は中世の豪族千葉氏の守護神である。鎌倉大草紙には千葉賴胤が小金に在った頃、萬満寺の前身大日寺を馬橋に開基したとある。以上の事柄から当地二ツ木台には千葉氏の居館が有ったと謂われる。当社が下総国の中世史を播く上で極めて貴重な史跡と謂われる所以もそうした所にある。
尤も当社の創立を明治十二年神明帳に見ると古老談として天正四年九月十九日とある。
此れは今日残る万治元年宝暦七年及び焼失した文政十一年各棟札に鑑み該年が社殿再建の時期ともなる所からそれが創設伝承となったものであろう。
近世以降氏子一般の当社に対する崇敬は先の棟札境内石造物群等に知れる所であるが隣接三日月馬橋にも熱心な氏子の有った事を記しておきたい。(境内石碑より抜粋)

「松戸市史料 第4集 松戸町誌・小金町誌」による蘇羽鷹神社の由緒

蘇羽鷹神社
二ツ木字向台ニアリ、祭神は経津主命ニシテ旧村社ナリ。祭日ハ毎年十月十九日、創建月不詳。境内ニ三峯・阿夫利・稲荷ノ三末社アリ。氏子ハ二ツ木、馬橋、三日月ナリ。境内ハ官有地ニシテ其面積一反二十二歩アリ。(「松戸市史料 第4集 松戸町誌・小金町誌」より)

「千葉縣東葛飾郡誌」による蘇羽鷹神社の由緒

蘇羽鷹神社
二ツ木にあり、經津主命を祀る、創祀の年代は千葉氏小金在城當時なりしものの如し、徳川時代に、相馬土屋侯より神田四畝歩を寄進せりと云ふ。(「千葉縣東葛飾郡誌」より)


蘇羽鷹神社の周辺図


参考資料

  • 「千葉県神社名鑑」
  • 「松戸市史料 第4集 松戸町誌・小金町誌」
  • 「千葉縣東葛飾郡誌」

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