松戸山善照寺|松戸七福神の布袋尊
善照寺の概要
真言宗豊山派寺院の善照寺は、松戸山と号します。善照寺の創建年代等は不詳ながら、慶長16年(1611)に相模台から当地へ移転したといいます。本尊の聖観世音菩薩は下総三十三ヶ所観音霊場第十九番、東三十三所観音霊場13番、また下総四郡八十八所霊場52番の大師堂、松戸七福神の布袋尊が祀られています。
山号 | 松戸山 |
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院号 | - |
寺号 | 善照寺 |
住所 | 松戸市松戸1857 |
宗派 | 真言宗豊山派 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
善照寺の縁起
善照寺の創建年代等は不詳ながら、慶長16年(1611)に相模台から当地へ移転したといいます。本本尊の聖観世音菩薩は下総三十三ヶ所観音霊場第十九番、東三十三所観音霊場13番、また下総四郡八十八所霊場52番の大師堂、松戸七福神の布袋尊が祀られています。
「松戸のお寺」による善照寺の縁起
真言宗豊山派松戸山善照寺
当山は松戸の町中にあるお寺ですが、古くは線路をはさんだ向い側、相模台に建っていました。慶長十六年(一六一一)に現在地へ移されます。しかし残念ながら、今日、創建年は不明です。
秋には彼岸花の咲き並ぶ参道を進むと、右手に本堂が見えてきます。ご本尊は聖観世音菩薩。縁日は毎月18日です。当山は下総三十三ヶ所観音霊場第十九番、東三十三所観音第十三番の札所となっています。
7月10日は、観音さまと特にご縁の深い日です。この日のお参りで、四万六千日分のご利益を授かるといわれます。境内には露店も並びますので、ぜひ一度お参りください。
山門正面には不動堂。火伏不動として篤く信仰されてきました。総丈五尺の不動明王像のもと、正月27日に大護摩修行、5月・9月に護摩修行を行います。
本堂前の、にこやかな石像は布袋尊です。愛らしいお姿は、松戸七福神のひとつとして親しまれています。(「松戸のお寺」より)
「松戸市史料 第4集 松戸町誌・小金町誌」による善照寺の縁起
善照寺
松戸町二丁目ニアリ。真言宗ニシテ名都借村清竜院ノ末寺ナリ。松戸山ト号シ十一面観世音ヲ本尊トス。由緒不明、現住職ハ榊原有照氏ナリ。堂宇間口二間半・奥行六間、境内五百二十二坪アリ。境内ニ仏堂一宇アリ。不動堂ト称ス。木尊ハ不動明王ニシテ毎月二十八日ノ緑日二ハ賽客甚ダ多シ。由緒不詳、間口四間・奥行四間アリ。(「松戸市史料 第4集 松戸町誌・小金町誌」より)
善照寺の周辺図
参考資料
- 「松戸のお寺」
- 「松戸市史料 第4集 松戸町誌・小金町誌」