東三十三所観音霊場の案内
東三十三所観音霊場の案内
東三十三所観音霊場は、昭和8年に京成電鉄が上野駅に乗り入れを開始、乗客誘致策として、沿線寺院の協力により昭和10年に成立した札所です。(廃寺となった寺院もあります。)
「江戸・東京札所事典」による東三十三所観音霊場の由緒
東、あずまと読む。昭和十年京成電車と安養院等沿線住職相談の下に企画された札所である。
札所は何れも京成電車の沿線にあって、乗客誘致策として割引切符が発行された。その頃のパンフレットには、「上野から巡拝と散策の市川市国府台柴又を含む霊場、納経帳贈呈、巡拝乗車券金八拾銭(小兒五十五銭)」とある。これはよき時代の巡拝風景である。因に京成電車の上野駅乗入れは昭和八年の十二月である。
東京に十七ヵ所、江戸川を渡り市川松戸船橋に十六ヵ所、今も札所には東三十三所の札番をみることが出来る。(「江戸・東京札所事典」より)
東三十三所観音霊場一覧
- 寛永寺清水堂
(台東区上野公園1-29) - 護国院
(台東区上野公園10-18) - 正王寺
(葛飾区堀切5-29-14) - 寶性寺
(葛飾区堀切4-54-2) - 極楽寺
(葛飾区堀切2-25-21) - 崇福寺
(葛飾区高砂7-13-1) - 観蔵寺
(葛飾区高砂5-5-2) - 極楽寺
(葛飾区高砂2-11-4:廃寺) - 真勝院
(葛飾区柴又7-5) - 医王寺
(葛飾区柴又5-13-6) - 金蓮院
(葛飾区東金町3-23-13) - 寶光院
(松戸市松戸2-1842) - 善照寺
(松戸市松戸2-1857) - 泉養寺
(市川市国府台5-26) - 回向院別院源光寺
(市川市国府台5-27) - 西棲院
(市川市国府台5-26) - 総寧寺
(市川市国府台3-10) - 根本寺
(市川市国府台5-25) - 極楽寺
(市川市市川2-24) - 観音寺
(市川市市川2-23) - 不動院
(市川市菅野1-16) - 正延寺
(船橋市西船3-3) - 浄勝寺
(船橋市本町3-38) - 不動院
(船橋市本町3-4) - 覚王寺
(船橋市本町3-24) - 西福寺
(船橋市宮本6-16) - 東光寺
(船橋市宮本5-13) - 寶林寺
(江戸川区北小岩3-23) - 善養寺
(江戸川区東小岩2-24) - 西圓寺
(葛飾区立石8-5-18) - 西光寺
(葛飾区四ツ木1-25-8) - 葛飾高野山安養院
(葛飾区東立石3-20-12) - 安養院
(葛飾区東立石3-20-12)
東京都・首都圏の観音霊場
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参考資料
- みぢかな出会い東三十三所観音ガイド
(文化図書) - 「江戸・東京札所事典」(下町タイムズ)