海隣寺於茶屋遺跡。佐倉市海隣寺町にある旧跡・名所
海隣寺於茶屋遺跡の概要
海隣寺於茶屋遺跡は、佐倉市海隣寺町にある名所旧跡です。海隣寺於茶屋遺跡は、佐倉市役所敷地内にある縄文時代から近世にかけての遺跡です。市役所内建物の建設に伴う2回の調査縄文時代から、平安時代にかけての竪穴住居31棟、掘立柱建物跡、近世の溝1条が確認されています。近くの佐倉城跡でも同時期の集落跡が確認されているそうです。
旧跡・名所名 | 海隣寺於茶屋遺跡 |
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みどころ | 市指定史跡 |
入場時間 | - |
入場料 | - |
住所 | 佐倉市海隣寺町97佐倉市役所 |
備考 | - |
海隣寺於茶屋遺跡の縁起
海隣寺於茶屋遺跡は、佐倉市役所敷地内にある縄文時代から近世にかけての遺跡です。市役所内建物の建設に伴う2回の調査縄文時代から、平安時代にかけての竪穴住居31棟、掘立柱建物跡、近世の溝1条が確認されています。近くの佐倉城跡でも同時期の集落跡が確認されているそうです。
境内掲示による海隣寺於茶屋遺跡について
市役所の敷地を中心とする台地は、縄文時代から近世にわたる遺跡で、過去に2度発掘調査されています。
昭和59年に社会福祉センター(4号館)の建設に伴う調査が行われ、弥生時代から奈良・平安時代(およそ1,400年前から1,000年前)までの竪穴住居跡22棟が発見されました。
平成5年に2号館の建設に伴う調査が行われ、竪穴住居31棟(縄文時代1棟、弥生時代1棟、古墳時代6棟、奈良・平安時代23棟)掘立柱建物跡3棟、近世の溝1条が発見されました。出土した遺物は、土師器や須恵器の他に刀子(小刀)、支脚(かまどにかける土器を支える台座)、紡錘車(糸つむぎの道具)、土玉(漁網につける錘)、玉類(装身具)、鉄製穂摘み具、古銭などです。
当時の人たちは、印旛沼や鹿島川での漁労や、そのわきの低地を利用した水田で稲作などをして生活していたことでしょう。対岸の佐倉城跡でも、同じ時期の集落跡が発掘調査されています。(佐倉市教育委員会掲示より)
海隣寺於茶屋遺跡の周辺図