大木観音堂。会津三十三観音1番
大木観音堂の概要
喜多方市塩川町にある大木観音堂は、会津三十三観音めぐり1番札所で黄梅山常安寺境内にあります。大木観音堂の創建年代等は不詳ながら、成安長者が創建したと伝えられます。観音堂を司る常安寺には、江戸時代中期から後期にかけての墨書も数多く残され、地域の信仰を受けて来ているといいます。
山号 | 黄梅山 |
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院号 | - |
寺号 | 成安寺 |
住所 | 喜多方市塩川町大田木字大木3281 |
宗派 | - |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
大木観音堂の縁起
大木観音堂の創建年代等は不詳ながら、成安長者が創建したと伝えられます。観音堂を司る常安寺には、江戸時代中期から後期にかけての墨書も数多く残され、地域の信仰を受けて来ているといいます。
境内掲示による大木観音堂の縁起
大木観音堂
開基の詳細は不明であるが、言い伝えによると、成安長者による観音堂の創建を伝える。観音堂内の子安観音像を納める厨子には安永8年(1779)の墨書があり、観音堂に懸る鰐口には享保5年(1720)の墨書がある。また、本堂の本尊である地蔵菩薩坐像を納める厨子には寛延3年(1750)の墨書があり、同じく本堂の弘法大師像の背面には文化6年(1809)の墨書がある。これら寄進資料から江戸時代中期頃の観音信仰の隆盛を知ることができ、「会津三十三観音巡礼」の一番札所として地域信者の崇敬を集めていたことが知られる。
御詠歌 万代の願い大木の観世音 あの世とともに救け給えや(「極上の会津プロジェクト協議会”会津の三十三観音めぐり”ストーリー」掲示より)
「福島県耶麻郡誌」による大木観音堂の縁起
第一番大木
堂島村字大木黄梅山成安寺境内に在り十一面觀音(長一尺三寸)の坐像を安す成安長者の持佛なりしといふ
よろつ世の ねかひは おほきのくわんせおん おんあのよと共に たすけたまへや(「福島県耶麻郡誌」より)
大木観音堂の周辺図
参考資料
- 「福島県耶麻郡誌」
- 「新編会津風土記」
関連ページ
- 黄梅山常安寺(真言宗豊山派)
- 会津三十三観音1番大木観音堂