廣田神社。廿日市市串戸の神社
廣田神社の概要
廣田神社は、広島県廿日市市串戸にある神社です。廣田神社の創建年代等は不詳ながら、往古は御衣尾山麓に鎮座し天照大神を祀っていたといいます。元禄6年(1693)御手洗川の瀬替に際して迫谷に遷座、宝暦9年(1759)火災により社殿を焼失し宝暦12年藤掛山に遷座したといいます。
社号 | 廣田神社 |
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祭神 | 天照大神、稚日売命、猿田彦神 |
相殿 | - |
境内社 | 稲荷神社 |
祭日 | 10月第二日曜日 |
住所 | 廿日市市串戸3-7-1 |
備考 | - |
廣田神社の由緒
廣田神社の創建年代等は不詳ながら、往古は御衣尾山麓に鎮座し天照大神を祀っていたといいます。元禄6年(1693)御手洗川の瀬替に際して迫谷に遷座、宝暦9年(1759)火災により社殿を焼失し宝暦12年藤掛山に遷座したといいます。
「広島縣神社誌」による廣田神社の由緒
当社は往古御衣尾山麓に鎮座したが、元禄六年(一六九三)御手洗川の瀬替の際、迫谷に遷座する。宝暦九年(一七五九)火災により社殿を焼失、同十二年宮内藤掛山に社殿を新築して遷座する。昭和五十四年藤掛尾の宅地造成により、その麓に本殿を移築、その他の社殿を新築し、神苑を整備する。御衣尾山の麓は元広田と称し、祭礼時に神輿渡御の地であったが、御手洗川の改修により、今その跡地に記念碑が建立されていて、往時を追慕することができる。(「広島縣神社誌」より)
境内掲示による廣田神社の由緒
廣田神社奉斎之記
廣田神社は藝藩通志にあり、天照大神を祀る。藝州佐西郡宮内村下組の氏神たり。
往古は御衣尾山麓に鎮座されしが、御手洗川瀬替の際、元禄六酉年にこの谷に移され、宝暦九卯年火災に遭い社殿焼失す、よって同拾貮午年此處藤掛山に遷座される。
御衣尾山の麓の地を元廣田と稱し、御旅所とし毎歳九月拾壱日氏神祭禮に神輿の渡御されるはこの由緒によるものなり。
藤掛山の地開発のため、社殿修改し、神苑修飾して永遠の鎮座を祈念する。
昭和五拾四年己未九月
廿日市町観光協会・廿日市町商工会(境内掲示より)
廣田神社の周辺図
参考資料
- 「広島縣神社誌」