天龍山長福寺。田所氏一族の菩提寺
長福寺の概要
曹洞宗寺院の長福寺は、天龍山と号します。長福寺は、万寿年間(1024-1028)に創建、明和元年(1764)に焼失後、天明7年(1787)国泰寺座主智外和尚が再建し、曹洞宗に改めたといいます。田所氏の菩提寺で、一族の墓とともに数十基あるといいます。
山号 | 天龍山 |
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院号 | - |
寺号 | 長福寺 |
本尊 | 釈迦牟尼佛像 |
住所 | 安芸郡府中町宮の町3-2-16 |
宗派 | 曹洞宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
長福寺の縁起
長福寺は、万寿年間(1024-1028)に創建、明和元年(1764)に焼失後、天明7年(1787)国泰寺座主智外和尚が再建し、曹洞宗に改めたといいます。田所氏の菩提寺で、一族の墓とともに数十基あるといいます。
境内掲示による長福寺の縁起
長福寺と田所墓所
長福寺は天龍山と号し、曹洞宗国泰寺末である。本尊は阿弥陀如来で、昭和初年頃まで釈迦灌仏会(甘茶祭)、盂蘭盆会などが行われていた。本堂、開山堂、禅堂、鎮守堂、庫裡および築山庭園などがあった。
寛政3年(1791)頃に鋳造の梵鐘は戦時中に供出し今は無い。
本堂は明和元年(1764)に一度焼失し、天明7年(1787)国泰寺座主智外和尚が再建し、曹洞宗となる。再建を記念した際の開山塔がある。現在の本堂は平成11年(1999)に再建され、平成12年(2000)に落慶法要が営まれた。
長福寺は田所氏の菩提寺であり、田所氏の墓は一族の石井、三宅氏らの墓とともに境内の東方に数十基ある。(府中町教育委員会掲示より)
「廣島縣史」による長福寺の縁起
長福寺
天竜山(国泰寺末)
萬壽中創立、田所氏の菩提寺たり。(「廣島縣史」より)
長福寺の周辺図
参考資料
- 「廣島縣史」