神戸神社。たつの市揖保川町の神社
神戸神社の概要
神戸神社は、たつの市揖保川町にある神社です。神戸神社の創建年代等は不詳ながら、当地に巨岩があり、石神社として信仰されてきたと伝えられ、応仁2年(1468)には伊和神社を勧請して奉祀、明治7年村社に列格したといいます。当社の例祭は「菜くらずの祭」とも言われ、弘法大師が全国行脚の際に菜を所望したのを固辞したことから、例祭日に菜を食べると腹痛を起こすと伝承されてきたことから名づけられ、菜くわずの宮と称されるとも言うそうです。
社号 | 神戸神社 |
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祭神 | 大己貴命、少彦名命 |
相殿 | 能見宿彌神社、玉嶋稲荷社 |
境内社 | 八幡宮、金刀比羅宮 |
祭日 | 例祭10月10日前後の日曜日 |
住所 | たつの市揖保川町神戸北山222 |
備考 | - |
神戸神社の由緒
神戸神社の創建年代等は不詳ながら、当地に巨岩があり、石神社として信仰されてきたと伝えられ、応仁2年(1468)には伊和神社を勧請して奉祀、明治7年村社に列格したといいます。当社の例祭は「菜くらずの祭」とも言われ、弘法大師が全国行脚の際に菜を所望したのを固辞したことから、例祭日に菜を食べると腹痛を起こすと伝承されてきたことから名づけられ、菜くわずの宮と称されるとも言うそうです。
境内掲示による神戸神社の由緒
御祭神の鎮座されるこの地は播磨風土記に「此ノ山ニ石神社在リ故神山ト號ク」とあり、山頂に巨岩があって神の宿る霊地として往古より畏敬されてきたが、応仁二年三月午の日に宍粟郡の伊和神社より御分霊を勧請し十月第二の午の日を午祭と定めて五百有余年継承してきた。
この祭が菜くわずの祭とも言われる由縁は、弘法大師が全国行脚の途次に菜を所望されたのを固辞した為、以後秋祭の日に菜を食べた者は腹痛をおこすという伝承との習合によるもので、当神社を「なくわずの宮」ともいう。
昭和五十二年旧本殿を移し三間社流れ造の新社殿を造営し鎮まりまして現在に至る。(揖保川町史談会掲示より)
「兵庫県神社誌」による神戸神社の由緒
村社神戸神社
鎮座地 神部村神戸北山字神戸山
【播磨鑑】神戸庄北山村
祭神 大己貴命、少彦名命
由緒
創立年月不詳にして天文元年社殿を再建し明治七年二月村社に列せらる同四十四年幣殿拝殿を新築す(「兵庫県神社誌」より)
神戸神社の周辺図
参考資料
- 「兵庫県神社誌」