永泉寺。岩手県一関市中里大平山にある天台宗寺院
永泉寺の概要
天台宗寺院の永泉寺は、寛甫山と号します。永泉寺の創建年代等は不詳ながら、矢野目伊兵衛が寛永年間(1624-1645)に開基したといいます。当寺の木造聖観音立像は、平安時代の中期の作で県有形文化財に指定されています。
山号 | 寛甫山 |
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院号 | - |
寺号 | 永泉寺 |
住所 | 一関市中里大平山34 |
宗派 | 天台宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
永泉寺の縁起
永泉寺の創建年代等は不詳ながら、矢野目伊兵衛が寛永年間(1624-1645)に開基したといいます。
「一関市史」による永泉寺の縁起
中里村
天台宗 寛甫山永泉寺
寛永中矢野目伊兵衛開基、中尊寺門徒退転、正徳四年中尊寺末寺に引立、正徳四年より安永まで百二十五年
本山 関山中尊寺(「一関市史」より)
永泉寺所蔵の文化財
- 木造聖観音立像(岩手県指定有形文化財)
木造聖観音立像
平安時代の中期の作でケヤキの一木から造られ、内刳りはなく像の高さは一七〇センチ。
八頭身の細身であるが下半身部には重厚な安定感がある。全体的に彫りは浅く簡素であるが、しなやかに表現されたお姿は優美である。
平安期の仏像が中里の地に現存することにより、この地方の仏教文化が古来の奥州街道沿いや北上川流域に流布し発展したことがうかがえる。(一関市教育委員会掲示より)
永泉寺の周辺図
参考資料
- 「盛岡の寺院」(一関市仏教会)