小藤神社。旧小富士神社
小藤神社の概要
小藤神社は、佐野市中町にある神社です。小藤神社は、治安3年(1023)築かれた前橋赤石城内に祀られた然生神社・赤城神社・日吉神社を起源とし、その後諏訪神社・富士浅間神社を合祀された諸社が、当地に祀られていた今宮神社に天正2年(1574)遷座し、当地の総鎮守として祀られていたといいます。明治5年社号を小富士神社から小藤神社へ改め、村社に列格、明治40年神饌幣帛料供進神社に指定されていました。
社号 | 小藤神社 |
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祭神 | 天児屋根命 |
相殿 | 木花咲耶姫命 |
境内社 | 今宮神社、八坂神社 |
祭日 | 10月15日、4月15日、2月20日 |
住所 | 佐野市中町449 |
備考 | - |
小藤神社の由緒
小藤神社は、治安3年(1023)築かれた前橋赤石城内に祀られた然生神社・赤城神社・日吉神社を起源とし、その後諏訪神社・富士浅間神社を合祀された諸社が、当地に祀られていた今宮神社に天正2年(1574)遷座し、当地の総鎮守として祀られていたといいます。明治5年社号を小富士神社から小藤神社へ改め、村社に列格、明治40年神饌幣帛料供進神社に指定されていました。
「栃木県神社誌」による小藤神社の由緒
小藤神社(旧村社)
佐野不伝門録によると、俵藤太秀郷五世孫淵名大火兼行上野国淵名城に在り、また、赤石城を築く。時に人皇第六七代、後一条天皇の御宇治安三年美亥九月一九日、然生神社祭神伊佐奈岐尊、赤城神社祭神磐筒之男命、日吉神社祭神大山祇命を赤石域内に配り守護神となせり。後諏訪神社祭神健御名方命、富士浅間神社祭神木花咲耶姫ノ命の両社を合祀した。天正二年甲戊正月本郷なる今宮神社社地に遷祀し、以て当地の総鎮守となる。当社は小富士神社と称せしが明治五年小藤神社と定め村社に列せられ、同四〇年神饌幣帛料供進神社に指定せられる。昭和三年一〇月九日御屋根修理に際し不慮の災厄により神裡一円灰燼に帰した。昭和五年一〇月起工し本社、幣殿、拝殿、透遅等順次復興し同六年一〇月一四日現在の社殿を再建せるものである。(「栃木県神社誌」より)
小藤神社の周辺図
参考資料
- 「栃木県神社誌」