夏木山善福院|荒川辺八十八ヶ所、荒綾八十八ヶ所、南葛八十八ヶ所
善福院の概要
真言宗智山派寺院の善福院は、夏木山と号します。善福院は、永正16年(1519)祐誉法印が東照宮若王寺と称して創建、徳川家康公の神号をはばかり善福院と改号したといいます。南葛八十八ヶ所霊場43番札所、荒川辺八十八ヶ所霊場67番札所、荒綾八十八ヶ所霊場25番、新葛西三十三所観音霊場15番です。
山号 | 夏木山 |
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院号 | 善福院 |
寺号 | - |
住所 | 葛飾区四つ木3-4-29 |
本尊 | 聖観世音菩薩立像 |
宗派 | 真言宗智山派 |
葬儀・墓地 | 善福院密厳堂 |
備考 | - |
善福院の縁起
善福院は、永正16年(1519)祐誉法印が東照宮若王寺と称して創建、徳川家康公の神号をはばかり善福院と改号したといいます。
新編武蔵風土記稿による善福院の縁起
(若宮八幡宮)別当善福院
新義真言宗寺嶋村蓮花寺末、榎木山と号す。昔は東照院若王寺と称せしを、御神号を避て今の如く善福院と改め寺号は唱へずと云。本尊薬師。
観音堂、正観音を安す。葛西三十三番札所第十五番なり。(新編武蔵風土記稿より)
葛飾区寺院調査報告による善福院の縁起
永正16年(1519)祐誉法印の創立。はじめ東照宮若王寺と号したが、徳川家康公の神号をはばかり、善福院と改めたという。明治維新前までは付近の若宮村若宮八幡宮の別当職を勤めた。大正元年、荒川放水路開削工事のため、現在地に移転した。大正12年9月の関東大震災で本堂が大破し、昭和9年、火災に焼失し、同12年再建、さらに同22年9月の水害で破損し、同44年4月、現在の本堂が新築された。(葛飾区教育委員会 葛飾区寺院調査報告より)
善福院の周辺図