白雲山真龍寺|練馬区谷原、三軒寺
真龍寺の概要
浄土真宗本願寺派寺院の真龍寺は、白雲山と称します。文明年間(1467-87)、武州金杉に僧願浄が創建したと伝えられます。明暦3年(1657)全焼して築地本願寺寺中に移転、関東大震災後の築地区画整理により、宝林寺、敬覚寺とともに当地へ移転しています。
山号 | 白雲山 |
---|---|
院号 | - |
寺号 | 真龍寺 |
本尊 | 阿弥陀如来像 |
住所 | 練馬区谷原6-7-9 |
宗派 | 浄土真宗本願寺派 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
真龍寺の縁起
真龍寺は、文明年間(1467-87)、武州金杉に僧願浄が創建したと伝えられます。明暦3年(1657)全焼して築地本願寺寺中に移転、関東大震災後の築地区画整理により、宝林寺、敬覚寺とともに当地へ移転しています。
「練馬の寺院」による真龍寺の縁起
谷原6丁目のバス通りに三軒寺というバス停がある。30メートルほど北へはいったところに、真龍寺、宝林寺、敬覚寺が隣り合わせてある(通称三軒寺)。築地本願寺の地中(寺内)にあったものが、関東大震災後区画整理のため、三寺揃って谷原のここに土地を定め、昭和3年に新築移転してきた。
真龍寺の開基は願浄で織田氏の一族といわれている。文明年間(1467-87)、武州金杉に一寺を建立、明暦3年(1657)全焼して築地に移った。築地本願寺の塔頭寺院は58を数え、真龍寺も宝林寺、敬覚寺とともにその名を連ねている。関東大震災の折、本尊や過去帳その他を築地の川に浮かべ、杭に繋いでおいたところ紐が焼けて流されたが、本尊は人に拾われて事なきを得た。過去帳は水にぬれて用をなさなくなり、新に墓地の番号順に整理されている。
ここには江戸時代の著名な儒学者、三縄桂林の墓石がある。「桂林文庫」「桂林遺稿」等の著書があり、文化5年(1808)歿年65であった。よく整備された墓地の中には、火を浴びて角が崩れたり、ひびがはいったりした墓石もあって震災の跡を残している。
平成12年、墓地の大改修を行った。(「練馬の寺院」より)
真龍寺の周辺図
参考資料
- 練馬の寺院(練馬区教育委員会)