洗足池(洗足池公園)|大田区南千束の名所旧跡

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洗足池(洗足池公園)|湧水をせきとめた池

洗足池(洗足池公園)の概要

洗足池(洗足池公園)は、大田区南千束にある名所史跡です。洗足池は、武蔵野台地の末端に位置する当地に、湧水をせきとめた池で、灌漑用水として利用されていたといいます。風光明媚な景勝地として知られ、歌川広重の浮世絵「名所江戸百景」にも描かれ、勝海舟も明治維新後当地に移住したといいます。池上線の開通に伴い、公園として整備され、昭和5年大田区の風致地区として指定され、平成31年には都名勝に指定指定されています。

洗足池(洗足池公園)
洗足池(洗足池公園)の概要
名称 洗足池公園
みどころ 都指定名勝
入場時間 -
入場料 -
住所 大田区南千束2丁目
備考 -



洗足池について

洗足池は、武蔵野台地の末端に位置する当地に、湧水をせきとめた池で、灌漑用水として利用されていたといいます。風光明媚な景勝地として知られ、歌川広重の浮世絵「名所江戸百景」にも描かれ、勝海舟も明治維新後当地に移住したといいます。池上線の開通に伴い、昭和5年大田区の風致地区として指定され、平成31年には都名勝に指定指定されています。

新編武蔵風土記稿による洗足池(洗足池公園)について

(馬込村)
千束池
村の東南のはてにあり、近村所々の谷合より流れ出る所の清水落入て湛へたる池なり、池の大さ乾より巽の方へわたり二百間ほど、坤より艮の方へは百八十間許もあるべし、村老の話に此池古は猶ひろがりしに、其頃近村もいまだ開けざりしにや、當村のみにて用水に引用ひたり、何の頃よりか池上村と組合持となりて、今は旱魃の備へに平常には堰をいれて水を湛へ置のみなり。されど廣き池なれば、東の方堤方女塚の村々まで、此池の餘流を千束ながれと稱して田間の用水となせり、亦霖雨の時は時として水溢れ、近きあたりの田畑をひたすに至れりといふ。(新編武蔵風土記稿より)

大田区掲示による洗足池(洗足池公園)について

区指定名勝洗足池
洗足池は、武蔵野台地の末端の湧水をせきとめた池で、昔は千束郷の大池と呼ばれ、灌漑用水としても利用されました。
池畔の風景は優れ、江戸時代には、初代広重の浮世絵「名所江戸百景」に描かれるなど、江戸近郊における景勝地として知られていました。昭和3年(1928)に池上線が開通すると、公園として整備され、同5年には風致地区として指定されました。
面積は、周辺を含めると約77,000㎡、水面の広さは約40,000㎡です。
日蓮が足を洗ったので洗足池というとか、毛さをかけたといわれる袈裟掛けの松がある御松庵など、日蓮にまつわる伝承も残されています。
また、池畔にはこの池を愛した勝海舟の墓や西郷隆盛(南洲)の留魂祠・詩碑などがあります。
池の西北部一体は桜山と称し、桜の名所で、区内有数の景観に富むところとして貴重です。(大田区教育委員会掲示より)


洗足池(洗足池公園)の文化財

洗足池(洗足池公園)の周辺図


参考資料

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