長命山徳蔵寺|品川区西五反田にある天台宗寺院
徳蔵寺の概要
天台宗寺院の徳蔵寺は、長命山地蔵院と号します。天正年間の創立と伝えられ、赤坂山王城琳寺末でしたが明治元年同寺廃寺に伴い、三田西蔵院末となり、さらに明治43年9月に他の同宗3ヶ寺(観音寺、安楽寺、宝塔寺)と共に比叡山延暦寺の直末となりました。
山号 | 長命山 |
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院号 | 地蔵院 |
寺号 | 徳蔵寺 |
住所 | 品川区西五反田3-5-15 |
宗派 | 天台宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
徳蔵寺の縁起
徳蔵寺の創建年代等は不詳ながら、天正年間の創立と伝えられます。
「品川区の文化財」による徳蔵寺の縁起
当寺は、もと当時の近くにあった三島神社の別当寺であった(注:三島神社の別当は宝塔寺と新編武蔵風土記稿に記載あり)。そのため当寺の近くの古い地名に三島下と呼ぶところがある。
維新まで麹町城琳寺末であったが、明治になって三田西蔵院末となり、さらに明治43年9月に他の同宗3ヶ寺と共に本山に届出て比叡山延暦寺の直末となった。(「品川区の文化財」より)
新編武蔵風土記稿による徳蔵寺の縁起
(上大崎村)徳蔵寺
境内七畝六歩、村の南にあり、天台宗江戸麹町城琳寺末長命山地蔵院と號す、開闢の年代開山の名も傳へず、本堂六間に五間本尊三尊彌陀を安置せり、
観音堂。門を入て右にあり、三間に二間観音の立像三尺惠心の作なりと云傳ふ(新編武蔵風土記稿より)
徳蔵寺所蔵の文化財
- 双盤念仏用具1式(品川区指定文化財)
双盤念仏用具1式
双盤講の人びとが寺の本堂に集まり、念仏を唱え、美声を競った十夜会(現在はない)に使った双盤鉦4面とその台柱、太鼓一張が残っており、弘化4年(1847)の銘がある。これら用具一式が残っているのは珍しい。(品川区WEBより)
徳蔵寺の周辺図