三翁神社。広島県廿日市市宮島町の神社

猫の足あとによる首都圏外寺社案内

三翁神社。広島県廿日市市宮島町の神社

三翁神社の概要

三翁神社は、広島県廿日市市宮島町にある神社で、嚴島神社の摂社です。三翁神社の創建年代などは不詳ながら、安元2年(1176)の「伊都岐島千僧供養日記」に比叡社として記載されており、平安時代末期には既に創建していたものと考えられ、その後山王社として祀られていました。明治11年嚴島神社の摂社となり、明治43年水天宮神社を合祀しています。

三翁神社
三翁神社の概要
社号 三翁神社
祭神 中殿:所翁、岩木翁、佐伯鞍職、安徳天皇、二位尼、大綿津見命
相殿 左殿:大己貴神、猿田彦神、右殿:御子内侍祖神、竹林内侍祖神
境内社 -
祭日 10月23日
住所 廿日市市宮島町1−1
備考 -



三翁神社の由緒

三翁神社の創建年代などは不詳ながら、安元2年(1176)の「伊都岐島千僧供養日記」に比叡社として記載されており、平安時代末期には既に創建していたものと考えられ、その後山王社として祀られていました。明治11年嚴島神社の摂社となり、明治43年水天宮神社を合祀しています。

「広島縣神社誌」による三翁神社の由緒

「伊都岐島千僧供養日記」に比叡社とあるのはこの神社のことであって、その頃に創祀されたらしい。仁治二年(一二四一)の伊都岐島神官等申状」に「山王社一宇、一間二面」また「山王拝殿一宇、五間二面桧皮葺、同釘貫三十二間、同鳥居一基」と記されている。明治十一年に厳島神社の摂社に列し、同四十三年に島内字浜之町の水天宮神社を合祀し、依って安徳天皇、二位尼、大綿津見命を祭神に加えた。(「広島縣神社誌」より)

「廣島縣史」による三翁神社の由緒

三翁神社
もとの山王社なり、藝藩通志に平相國を祭る、又佐伯祖神をも配祭るといふ、古文書に大伴神社ありて、今は其所在を失ふ、此佐伯祖神といふは、即大伴神にてはなきやと思はるとあり、明治十一年十二月攝社と定め、同四十三年三月濱の町水天宮社を合祀。(「廣島縣史」より)


三翁神社の周辺図


参考資料

  • 「広島縣神社誌」
  • 「廣島縣史」