正覚院。廿日市市天神にある曹洞宗寺院

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正覚院。廿日市市天神にある曹洞宗寺院

正覚院の概要

曹洞宗寺院の正覚院は、笹尾山大乗寺と号します。正覚院は、行基菩薩が開山、弘法大師が宮島弥山を開基した際に真言宗に改めたといいます。広島新四国八十八ヵ所霊場83番です。

正覚院
正覚院の概要
山号 笹尾山
院号 正覚院
寺号 大乗寺
本尊 不動明王像
住所 廿日市市天神3−1
宗派 曹洞宗
葬儀・墓地 -
備考 -



正覚院の縁起

正覚院は、行基菩薩が開山、弘法大師が宮島弥山を開基した際に真言宗に改めたといいます。

境内掲示による正覚院の縁起

正覚院は真言宗で笹尾山と号す。寺伝によれば天平年間に行基菩薩が開基したと伝える。このため本院は歴史が深く、多くの貴重な文化財が所蔵されている。(廿日市市教育委員会掲示より)

「廣島縣史」による正覚院の縁起

天平九年、行基創立、天暦中、鑁陸律師中興といふ、天福元年笹尾山を勧請し、其祭を掌る、仍て天神坊の稱あり、もと嚴島大聖院末。(「廣島縣史」より)


いいお墓

正覚院所蔵の文化財

  • 木造不動明王立像(広島県重要文化財)
  • 金銅製五鈷鈴(広島県重要文化財)
  • 絹本著色四所明神曼荼羅(廿日市市重要文化財)
  • 絹本著色如来荒神図(廿日市市重要文化財)
  • 木造役の行者倚像(廿日市市重要文化財)
  • 木造十王像(廿日市市重要文化財)
  • 金銅製五鈷杵独鈷杵(廿日市市重要文化財)
  • 銅製梵鐘(廿日市市重要文化財)

木造不動明王立像

正覚院の本尊である。気品のある忿怒の相をした岩座に立つ像である。彫法が巧みで、衣紋など流麗さのうちに力強さを感じる。作風からみて室町時代中期のものと考えられている。(廿日市市教育委員会掲示より)

金銅製五鈷鈴

密教で修業者の法に対して驚き、歓びをうながすために鳴らす法具である。この五鈷鈴は、全体的に洗練された美しさを感じる秀作で、室町時代中期の作品といわれる。(廿日市市教育委員会掲示より)

絹本著色四所明神曼荼羅

この曼荼羅は神仏習合に基づいて作られたもので、四明神が描かれている。作風から室町時代後期のものと考えられ、当地方の室町時代の信仰形態の一端を知ることができる貴重なものである。(廿日市市教育委員会掲示より)

絹本著色如来荒神図

如来荒神は修験者に厚く崇敬されていたもので、画材の絹布は山まゆの糸で織っている。室町時代後期の作品で、この頃修験道が盛んであったことを知る仏画である。(廿日市市教育委員会掲示より)

木造役の行者倚像

役の行者堂の本尊である。役の行者は密教と山岳信仰を調和させ、修験道を開いたといわれる。この像は前鬼と後鬼を従える三尊形式になって、この像が室町時代中期の作と裏付ける文献もある。(廿日市市教育委員会掲示より)

木造十王像

十王堂に安置してある。九体ある像は、みな破損が甚だしい。各像は火災にあい、土中にあったりしたものだが、元の姿は優れた像であることがうかがわれる。鎌倉時代の作品と考えられる。(廿日市市教育委員会掲示より)

金銅製五鈷杵独鈷杵

両先に鋭い刃のある密教の法具である。人の煩悩をくだき、仏心をうながすものである。どの独鈷も握り部中央の鬼目あたりの彫刻が良く、いずれも鎌倉時代の作品である。(廿日市市教育委員会掲示より)

銅製梵鐘

廿日市の鋳物師山田治右衛門貞蓮が天明6年(1786)に製作した梵鐘である。山田家の梵鐘はその時代の鋳工技術を知るうえにも、地元産業の製品としても重要である。この梵鐘の銘文は医学で名高かった小倉玄州が書いたもので、こうした面からも貴重なものである。(廿日市市教育委員会掲示より)

正覚院の周辺図


参考資料

  • 「廣島縣史」