青龍水。平成の名水百選
青龍水の概要
青龍水は、盛岡市鉈屋町にある名所旧跡です。青龍水は、盛岡城が築城され、市街地として発展した江戸期には地域の生活用水として利用され、明治8年には、祇陀寺から木管で引水されるようになり、祇陀寺の青龍伝説に因んで青龍水と名付けられるようになったのではないかといいます。平成20年には平成の名水百選に選定されています。
名称 | 青龍水 |
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みどころ | - |
区分 | 重要文化財 |
住所 | 盛岡市鉈屋町1-2-20 |
備考 | - |
青龍水の由緒
青龍水は、盛岡城が築城され、市街地として発展した江戸期には地域の生活用水として利用され、明治8年には、祇陀寺から木管で引水されるようになり、祇陀寺の青龍伝説に因んで青龍水と名付けられるようになったのではないかといいます。平成20年には平成の名水百選に選定されています。
境内掲示による青龍水の由緒
青龍水
江戸時代は、自噴する湧水だった様子が絵図でわかります。天保4年初稿の江戸砂子(地誌)に「了源寺前(隣接の旧川鉄)に在り。夏日は至って冷泉にて、厳冬温かなること湯のごとし。この辺はこの水によって居を保つ」と、地域の生活水として古くから利用されてきました。明治8年には、上手の祇陀寺の湧水地から木管で引水し、石垣に「清水普請寄進面附」が刻まれています。この時に祇陀寺に伝わる青龍伝説によって青龍水と名付けられたようです。
昭和2年に整備され、同7年に現在の姿となります。昭和45年に枯れたため、井戸に変わっています。
現在も住民によって共同井戸として維持管理されています。平成20年に平成の名水百選に選定されました。(境内掲示より)
青龍水の周辺図
参考資料
- 「岩手県町村誌」