林光山浄心寺|2.26事件で殉職した清水與四郎巡査部長の墓
浄心寺の概要
浄土宗寺院の浄心寺は林光山称名院と号します。慶長19年(1619)廓蓮社然誉潮呑和尚が開山、明呑が開基となり創建、江戸時代には両国回向院(墨田区)および小塚原回向院(荒川区)住持の隠居寺であったといいます。墓地には2.26事件で殉職した巡査部長清水與四郎さんの墓があります。
山号 | 林光山 |
---|---|
院号 | 称名院 |
寺号 | 浄心寺 |
住所 | 葛飾区新宿2-22-20 |
本尊 | 阿弥陀三尊立像 |
宗派 | 浄土宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
浄心寺の縁起
浄心寺は、慶長19年(1619)廓蓮社然誉潮呑和尚が開山、明呑が開基となり創建、江戸時代には両国回向院(墨田区)および小塚原回向院(荒川区)住持の隠居寺であったといいます。
新編武蔵風土記稿による浄心寺の縁起
浄心寺
同末(浄土宗、増上寺末)林光山と号す。当寺は寛永年中僧明呑開基すと云傳ふ。本尊三尊の弥陀を安す。(新編武蔵風土記稿より)
葛飾区寺院調査報告による浄心寺の縁起
元禄8年(1695)の「蓮門精舎旧詞」には、慶長19年(1619)廓蓮社然誉潮呑和尚の起立という。開基は浄心道求大居士。当寺は古くから下寺と称し、両国回向院(墨田区)および小塚原回向院(荒川区)住持の隠居寺であったという。本堂は明治20年焼失、同22年再建、大正12年に改修されたが、昭和46年に新築、客殿は翌年完成して面目を一新した。境内の聖天堂は昭和3年、稲生真履氏が青山から移したもの。また境内の墓地には2.26事件に殉職し、岡田啓介首相が建てた清水与四郎巡査の墓がある。(葛飾区教育委員会 葛飾区寺院調査報告より)
浄心寺にある葛飾区の登録文化財
- 清水巡査部長墓 附故清水巡査部長の碑
浄心寺の周辺図