金錫山東禅寺|吉野織部之助が新町村開拓に際して創建
東禅寺の概要
臨済宗建長寺派寺院の東禅寺は、金錫山と号します。東禅寺は、吉野織部之助が新町村開拓に際して、羽村一峰院から秋岩和尚を招いて元和2年(1616)(新編武蔵風土記稿では慶長19年1614年)に開創、建長寺28世覚海禅師を勧請開山としたといいます。
山号 | 金錫山 |
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院号 | - |
寺号 | 東禅寺 |
住所 | 青梅市新町2-20-10 |
宗派 | 臨済宗建長寺派 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
東禅寺の縁起
東禅寺は、吉野織部之助が新町村開拓に際して、羽村一峰院から秋岩和尚を招いて元和2年(1616)(新編武蔵風土記稿では慶長19年1614年)に開創、建長寺28世覚海禅師を勧請開山としたといいます。
新編武蔵風土記稿による東禅寺の縁起
(新町村)東禅寺
境内除地一町六段七畝二十八歩、禅宗臨済派、鎌倉建長寺末、金錫山と號す、本堂舊間半に五間半南向、本尊正観音は坐像の銭佛なり、長一尺餘、弘法の作と云、開山秋巌、開基は吉野織部共に卒年を傳へざれど、この寺を草創せしは慶長十九年なるよしを云。
表門。四趾の造りなり、別に又通用の門あり。
鐘楼。八尺四方鐘は近来の鑄造なり。
薬師堂。二間餘四方、本堂より南に當り路を隔たり、ここも除地の内なり、長一尺餘の木像を安す、傍に庵一宇あり、留守の僧これに居る。
山王祠。小社、是又除地の内にあり。(新編武蔵風土記稿より)
「青梅市史」による東禅寺の縁起
東禅寺(金錫山)
新町にあり、本尊は関東十三鉄仏の一体といわれる聖観音立像である。元和二年(一六一六)吉野織部之助が新町村開拓の時、羽村一峰院から秋岩和尚を招き開創したが、建長寺二十八世覚海禅師を勧請開山とし、建長寺未となった。本堂は昭和三十二年の改築であり、庫裡は平成元年、客殿は同二年、あわせて境内の整備も行われた。境内に明治五年廃宗廃寺となった鈴法寺の薬師堂が移築され、本堂に掲げる 「武叢禅林」 の木額も同じく鈴法寺の遺品で、これは市有形文化財に指定されている。(「青梅市史」より)
東禅寺の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿
- 「青梅市史」
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