西光山浄勝寺|東三十三所観音霊場
浄勝寺の概要
船橋市本町にある浄土宗系単立寺院の浄勝寺は、西光山と号します。浄勝寺は、僧金蓮社周公が明応5年(1496)に開基、天正19年(1591)には徳川家康より寺領10石の御朱印状を受領、塔頭三ヶ院を擁する寺院でした。東三十三所観音霊場23番です。
山号 | 西光山 |
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院号 | - |
寺号 | 浄勝寺 |
本尊 | 阿弥陀如来像 |
住所 | 船橋市本町3-36-32 |
宗派 | 浄土宗系単立 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
浄勝寺の縁起
浄勝寺は、僧金蓮社周公が明応5年(1496)に開基、天正19年(1591)には徳川家康より寺領10石の御朱印状を受領、塔頭三ヶ院を擁する寺院でした。
「稿本千葉県誌」による浄勝寺の縁起
西光山浄勝寺
同郡同上(東葛飾郡)船橋町大字船橋九日市字漁師町に在り、境内千八百七十二坪、浄土宗増上寺の末派なり。寺傳に云ふ、明應五年僧金蓮社周公開基すと。天正十九年十一月徳川家康寺領十石を付す。(「稿本千葉県誌」より)
「船橋市史」による浄勝寺の縁起
浄勝寺
浄土宗。江戸増上寺の末寺。西光山と号する。天正十九年徳川家康から一〇石の寺領を寄進され、二代将軍以降は将軍の代替りごとに朱印状を授与されて保障された(「寛文朱印留 下」による)。本尊は前記村鑑(『村鑑明細書上帳』)に「本尊恵心僧都之作丈三尺幅一尺一寸 板石海中出現弥陀・観音・勢至之三尊御影白現」とある。また同村鑑によれば「当寺起立明応五丙辰年」云々とある。明応五年(一四九六)の創立というのである。境内は表間口四五間・裏行東西一一〇間、坪数五八八五坪とある。『船橋村書上帳』には塔頭として専修院・最勝院・光樹院を載せ、外に境内二反一畝歩の「照明寺屋敷」が当寺抱えであるとしている。(「船橋市史」より)
浄勝寺の周辺図
参考資料
- 「船橋市史」
- 「稿本千葉県誌」