松柏山清岸寺|行徳・浦安観音霊場三十三ヵ所
清岸寺の概要
市川市伊勢宿にある浄土宗寺院の清岸寺は、松柏山と号します。清岸寺は、徳願寺不残和尚の弟子忠残上人が開山となり、慶長15年(1610)に創建したといいます。行徳・浦安観音霊場三十三ヵ所20番札所です。
山号 | 松柏山 |
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院号 | - |
寺号 | 清岸寺 |
本尊 | 阿弥陀如来像 |
住所 | 市川市伊勢宿4-8 |
宗派 | 浄土宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | 行徳・浦安観音霊場三十三ヵ所20番 |
清岸寺の縁起
清岸寺は、徳願寺不残和尚の弟子忠残上人が開山となり、慶長15年(1610)に創建したといいます。
「千葉県浄土宗寺院誌」による清岸寺の縁起
往昔の当境内地は荒無不毛の地で、妖怪化生の出るような所であった。高齢(百歳)の忠残はこれを憂え、弟子の浄土宗総本山京智恩院住職・然譽了鑑上人に諮り、同寺末の念仏道場一宇を建立したと伝えられる。
開山忠残上人は、現在の市川市高谷の出身、同市内徳願寺開山不残和尚の弟子として出家、芝増上寺ならびに鴻巣勝願寺に学び、市川市香取源心寺二世となり、同寺在住四九年、寛文一一年(一六七一)清岸寺にて入寂(九七歳)(増上寺史料集)。(「千葉県浄土宗寺院誌」より)
「市川市内の寺院明細帳」による清岸寺の縁起
慶長十五甲寅年開祖円光大師弟子鎮西上人法孫行誉和尚ノ創立ニシテ、行誉ハ同郡本行徳徳願寺開山不残上人ノ徒弟ナリ、字ハ忠残ト云、当山境内往昔ノ形象ハ荒蕪不毛ノ地ニシテ、且土人妖怪生化ヲ為スト云々、忠残憂之是時百歳ニシテ護摩諸人結縁ノ為徒弟浄土宗総本山京知恩院住職了鑑上人ニ諮リ同寺末ノ念仏道場一宇ヲ建立セリト口碑ニ伝フ、安政二辰年八月廿五日颱風水災ニテ記録流失シ以前ニ係ル廃興縁由沿革不詳(「市川市内の寺院明細帳」より)
清岸寺の周辺図
参考資料
- 「千葉県浄土宗寺院誌」
- 「市川市内の寺院明細帳」