荒胡子神社。広島県廿日市市宮島町の神社
荒胡子神社の概要
荒胡子神社は、広島県廿日市市宮島町にある神社で、嚴島神社の摂社です。荒胡子神社の創建年代などは不詳ながら、仁安3年(1168)の「佐伯景弘解」に江比須社として記載されており、平安時代末期には既に創建していたものと考えられ、大願寺子院金剛院の鎮守社として祀られていました。神仏分離後の明治5年三翁神社に合祀されたものの、明治15年復祀し、嚴島神社の摂社となったといいます。
社号 | 荒胡子神社 |
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祭神 | 素戔嗚尊、事代主神 |
相殿 | - |
境内社 | - |
祭日 | 11月20日 |
住所 | 廿日市市宮島町1−1 |
備考 | - |
荒胡子神社の由緒
荒胡子神社の創建年代などは不詳ながら、仁安3年(1168)の「佐伯景弘解」に江比須社として記載されており、平安時代末期には既に創建していたものと考えられ、大願寺子院金剛院の鎮守社として祀られていました。神仏分離後の明治5年三翁神社に合祀されたものの、明治15年復祀し、嚴島神社の摂社となったといいます。大正4年中の町胡子社、小浦の胡子社を合祀しています。
「広島縣神社誌」による荒胡子神社の由緒
この神社は、明治の神仏分離までは大願寺の子院金剛院の鎮守となっていた。創建年代は詳らかでないが、仁安三年(一一六八)の「佐伯景弘解」に「祓殿間同小社一宇、号江比須」とあるのがこの神社の前身と思われるので、創建は平安時代に遡るものと考えられる。明治五年の改革の際、三翁神社に合併されたが、同十五年もとに帰し厳島神社の末社に列せられる。現在の本殿は、嘉吉元年(一四四一)に再建されたものであって、重要文化財に指定されている。(「広島縣神社誌」より)
「廣島縣史」による荒胡子神社の由緒
荒胡子神社
創建知れず、仁治二年の本社御遷宮子細状に、戎寶殿一宇とあるは、即此社なりといへり、明治五年三翁社へ合祀、同十五年六月復興大正四年五月中の町及小浦の兩胡子社を合祀。(「廣島縣史」より)
荒胡子神社の周辺図
参考資料
- 「広島縣神社誌」