四葉観音堂|板橋区四葉
四葉観音堂の概要
真言宗寺院の四葉観音堂は、板橋区四葉にある観音堂です。四葉観音堂は、真言宗安楽寺の弟子空圓が所持する観音像を本尊として延宝8年(1680)に建立したといいます。
山号 | - |
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院号 | - |
寺号 | 観音堂 |
住所 | 板橋区四葉2-19-2 |
宗派 | 真言宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
四葉観音堂の縁起
四葉観音堂は、真言宗安楽寺の弟子空圓が所持する観音像を本尊として延宝8年(1680)に建立したといいます。
新編武蔵風土記稿による四葉観音堂の縁起
(徳丸四ッ葉村)観音堂
正観音を置(新編武蔵風土記稿より)
明治十八・十九年郡部仏堂明細張(「いたばしの寺院」内)による四葉観音堂の縁起
東京府管下武蔵国北豊島郡四ツ葉村宮下弐百四拾九番地一村共有
観音堂
一本尊正観世音
一由緒創立延宝八庚申年徳丸本村真言宗安楽寺弟子空圓ト申者観音一体所持スルニ百夜ノ霊感ニ因テ一宇ヲ建立ス与古老ノ申伝アリ
一本堂間口弐間半奥行弐間半
一庫裡間口四間奥行三間半
一境内百拾壱坪地種官有地
一境内立木八本但シ目通壱尺以上三尺未満(明治十八・十九年郡部仏堂明細張より)
「いたばし郷土史事典」による四葉観音堂の縁起
四葉観音堂(四葉二丁目六番二号)
この四葉観音堂は、稲荷神社のすぐ近くにあって、かつての四葉村字宮下二四九番地にある。本尊は正観世音。創立は延宝八年(一六八〇)徳丸の真言宗安楽寺の空円という人が観音像を一体所持していたが、百夜の霊感によって、この地にお堂を建立したという。堂宇の正面には「正観世音」と「薬師知来」の二種類の扁額が掛けられている。この薬師如来のものは、廃堂になった同村の薬師堂のものであり、本尊であった薬師如来も正観世音と共に堂内に並んで祀られている。この観音堂は安楽寺(真言宗)、松月院(曹洞宗)と新倉の妙典寺(日蓮宗)の三か寺が管理している。堂前には延享四年(一七四七)の宝篋印塔が目立ち、墓所には旧家の墓石が多い。(「いたばし郷土史事典」より)
四葉観音堂の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿
- 「いたばしの寺院」