東砂天祖神社|深川神明宮を勧請
東砂天祖神社の概要
東砂天祖神社は、江東区東砂にある天祖神社です。東砂天祖神社は、深川神明宮の分霊を勧請して元禄10年(1697)に創建したといいます。
社号 | 天祖神社 |
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祭神 | 天照皇大御神 |
相殿 | - |
境内社 | 水神龍神、豊川吁枳真天(稲荷) |
祭日 | - |
住所 | 江東区東砂6-13-4 |
備考 | 旧八郎右衛門新田村鎮守 |
東砂天祖神社の由緒
東砂天祖神社は、深川神明宮の分霊を勧請して元禄10年(1697)に創建したといいます。
新編武蔵風土記稿による東砂天祖神社の由緒
(八郎右衛門新田)神明社
村の鎮守なり。拝殿に八幡春日の二座を置り。猿江村泉養寺持
末社。稲荷、天神、水神、弁天(新編武蔵風土記稿より)
新編武蔵風土記稿による東砂天祖神社の由緒
天祖神社(四十丁の神明様)
「神社明細帳」によれば、元禄一〇年(一六九七)に鎮座したという。『南葛飾郡神社要覧』によれば、神社の古記録である神明宮社記に、深川鎮守本宮(深川森下町鎮座天祖神社)別神霊で、元禄年中御政の節社地は無年貢地御証文で御除地となった。なお、言い伝えによれば、境内にはひとかかえもふたかかえもある松の大木があり、時折その枝に光るものがあり、村人はそれをお祀りしたという。
『新編武蔵風土記稿』巻之二五によれば、天祖神社のある八郎右衛門新田は万治年間(一六五八~六一)に深川村の名主深川八郎右衛門が開発し、その名をとって八郎右衛門新田と名付けられたという。
神社には享保四年(一七一九)銘の鉄製の釜が残されており、湯立神事に使っていたものと言い伝えられており、江東区の有形民俗文化財に登録されている。(新編武蔵風土記稿より)
東砂天祖神社所蔵の文化財
- 石造燈籠(元禄14年・文政12年在銘一対)(江東区登録文化財)
- 石造狛犬(明治38年在銘)一対(江東区登録文化財)
- 石造神狐像一対(江東区登録文化財)
- 四十町講中碑明治33年在銘(江東区登録文化財)
東砂天祖神社の周辺図