円珠院|深川七福神の大黒天
円珠院の概要
日蓮宗寺院の円珠院は、浄心寺の塔頭の一つです。円珠院は、義勝院日演(1741没)が開山、永井讃岐守直允の後室(円珠院殿妙献日寄大姉、享保15年1730年寂)が開基となり創建したといいます。深川七福神の一つ大黒天として親しまれています。
山号 | - |
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院号 | 円珠院 |
寺号 | - |
住所 | 江東区平野1-13-6 |
宗派 | 日蓮宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | 浄心寺の塔頭、深川七福神の大黒天 |
円珠院の縁起
円珠院は、永井讃岐守直允の後室(円珠院殿妙献日寄大姉、享保15年1730年寂)が開基となり創建したといいます。
円珠院の縁起
円珠院
円珠院は享保年間に創建された。開基は円珠院殿妙献日寄大姉であり、円珠院は永見重直の娘で、のちの旗本永井讃岐守直允の後室である。生年は不明であるが、享保一五年 (1730)に没している。夫の永井直允は功運寺(元は三田・現在は中野区に移転)に葬られた。円珠院は浄心寺の塔中で、関東大震災までは浄心寺の裏手にあったが、震災後の区画整理で現在地に移ったという(「寺社めぐり39」)。
円珠院には大黒堂があり、昭和五四年に復活した深川七福神の一つになっている。大黒天は浄心寺に預けられていたが、現在地に移転したときに、戻され、本堂に隣接して大黒堂が建立された(「小西法縁名鑑」)。昭和初期ごろから大黒講があり、檀家と近在の人で構成され、甲子の日には講員が集まり、大黒天祭礼がおこなわれる。(江東区の民俗深川編より)
円珠院所蔵の文化財
- 紙本墨画大黒天像(江東区登録文化財)
- 木造日蓮上人坐像(江東区登録文化財)
- 円珠院墓(江東区登録文化財)
- 大黒天像(江東区登録文化財)
円珠院の周辺図