妙栄山本立院|清水半身衛顕恒氏が開基、間宮林蔵の墓
本立院の概要
日蓮宗寺院の本立院は、妙栄山と号します。本立院は、本立院日覚上人が開山となり貞享四年(1687)に創建、清水半身衛顕恒氏が宝永年間(1704-1711)に開基となったといいます。間宮林蔵の墓があります。
山号 | 妙栄山 |
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院号 | 本立院 |
寺号 | - |
住所 | 江東区平野1-14-7 |
宗派 | 日蓮宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
本立院の縁起
本立院は、本立院日覚上人が開山となり貞享四年(1687)に創建、清水半身衛顕恒氏が宝永年間(1704-1711)に開基となったといいます。
「江東区の民俗深川編」による本立院の縁起
本立院
開山は本立院日覚上人で、貞享四年(1687)に創建された(「小西法縁名鑑」)。また、この寺は宝永年間(1704-1711)清水氏の開基に係わる。新田純孝氏の系譜に、同氏五代前の祖清水半身衛顕恒氏の条に「宝永年中深川浄心寺中に本立院を建立して祖父玄明様の御菩提を弔う」とあるという。玄明院とは清水半兵衛純嗣といい、新田岩松満次郎源秀純の支子で、本姓をはばかり母方の清水氏を称したという。天和年中(1681-1684)に亡くなり、浄心寺中に葬られる。明治期には、熊本城天守閣に鎮座していた加藤清正の像が祀られていた。熊本城が鎮台に属したときに民間に出たものだという。この像などは震災により焼失し、現存していない(「新撰東京名所図会」)。(江東区の民俗深川編より)
本立院所蔵の文化財
- 木造日蓮上人坐像(江東区登録文化財)
- 題目曼荼羅 日薩書(江東区登録文化財)
- 題目曼荼羅 日厳書(江東区登録文化財)
- 間宮林蔵墓(江東区登録文化財)
本立院の周辺図