上鷺宮の願かけ地蔵尊|正徳5年に念仏講が造立
上鷺宮の願かけ地蔵尊の概要
上鷺宮の願かけ地蔵尊は、中野区上鷺宮にある名所旧跡で路傍にあります。上鷺宮の願かけ地蔵尊は、上鷺宮村の念仏講が正徳5年(1715)に大きな地蔵尊を造立、小さな地蔵尊については年不詳ながら、云い伝えでは、白装束で真夜中に願い事をしながら小さな地蔵を倒すと、その地蔵尊を起こしたくて大きな地蔵尊が願い事を叶えてくれると信じられていたそうです。中野区文化財に登録されています。
名称 | 上鷺宮の願かけ地蔵尊 |
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みどころ | 中野区登録文化財 |
入場時間 | - |
入場料 | - |
住所 | 中野区上鷺宮1-2 |
備考 | - |
上鷺宮の願かけ地蔵尊
上鷺宮の願かけ地蔵尊は、上鷺宮村の念仏講が正徳5年(1715)に大きな地蔵尊を造立、小さな地蔵尊については年不詳ながら、云い伝えでは、白装束で真夜中に願い事をしながら小さな地蔵を倒すと、その地蔵尊を起こしたくて大きな地蔵尊が願い事を叶えてくれると信じられていたそうです。
中野区教育委員会掲示による上鷺宮の願かけ地蔵尊について
上鷺宮の願かけ地蔵尊
ここにはる左側の大きい方の地蔵尊は、正徳五年(一七一五)に建立され、「奉供念仏講中 上鷺宮村願主篠氏敬白」と刻まれています。念仏講とは、村の人が寄り合って念仏を唱えた信仰集団で、加入している信者を講中といいました。右側の地蔵尊には「多摩郡上鷺宮村 篠大右衛門」の文とともに、現世だけではなく、来世での幸せをも祈願した「二世安楽」の文字が刻まれています。地蔵尊は中野区内の石仏の中でも最も多く、人々はいろいろな願いごとを託して来ましたが、ここにある大小二体の地蔵尊には次のような信仰の話が伝えられています。
-この地蔵に祈願する人は、白装束で真夜中に祈りながら右側の小さい地蔵を倒します。すると大きい地蔵は、倒された地蔵を起こしてほしいために願いごとを聞き届けてくれるといわれ、願が叶ったら、自分の手で小さい地蔵を起しに行くというものです。-
このような祈願のしかたは、昭和三十年頃まっで続いていたそうです。(中野区教育委員会掲示より)
上鷺宮の願かけ地蔵尊の周辺図