慈榮山西光寺。北條氏照・大石源左衛門定久が開基
西光寺の概要
天台宗寺院の西光寺は、慈榮山光明院と号します。西光寺の創建年代等は不詳ながら、当地にはかつて天台宗の大寺院があったといいます。其の後北條氏照、及びその養父大石源左衛門定久が開基となり、傑用徳英(元亀3年1572年寂)が天台宗寺院として開山、天正19年(1591年)には寺領10石の御朱印状を拝領したといいます。
山号 | 慈榮山 |
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院号 | 光明院 |
寺号 | 西光寺 |
本尊 | 木造阿弥陀三尊立像 |
住所 | 上尾市中新井64 |
宗派 | 天台宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
西光寺の縁起
西光寺の創建年代等は不詳ながら、小名寺家山の地に在ったといいます。秀惠が当地へ移転の上、中興したといいます。
新編武蔵風土記稿による西光寺の縁起
(中新井村)西光寺
天台宗、側海斗村慈寶院末、慈榮山光明院と號す、本尊三尊の彌陀を安ず、當寺は元小名寺家山にありしを、秀惠と云僧今の所へ引移して堂宇を再興せしゆへ、これを中興開山と稱すといふ。
観音堂。子安観音を安ず。
稲荷社
天王社
愛宕社
鐘楼。鐘は天明年中の鑄造なり。(新編武蔵風土記稿より)
「上尾の神社・寺院」による西光寺の縁起
「新編武蔵風土記稿」によれば、当時はもと小名寺家山にあったが秀恵という僧が現在地に移し、堂宇を再興した。これを中興開山と称している。開創の時期、中興の時期ともに不明。(「上尾の神社・寺院」より)
西光寺所蔵の文化財
- 本尊木造阿弥陀三尊立像(市指定文化財)
西光寺の周辺図
参考資料
- 「新編武蔵風土記稿」
- 「上尾の神社・寺院」(上尾市教育委員会)