栃谷八坂神社。栃谷開発を願い修験者が勧請、元榛名社
栃谷八坂神社の概要
栃谷八坂神社は、秩父市栃谷にある神社です。栃谷八坂神社の創建年代などは不詳ながら、神亀元年(724)に栃谷の開発を願って修験の森谷某が村の西北の嶺に祠を建て、伊弉諾尊尊・建速素戔嗚尊を祀り、榛名社と称したといいます。山上への参詣が不便なことから、寛政2年(1790)建速素戔嗚尊と境内末社を当地に遷座、末社琴平神社を新たに祀り天王社と称したといいます。明治維新後、明治4年八坂神社と改称し村社に列格、栃谷村内の各社を合祀しています。
社号 | 八坂神社 |
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祭神 | 素戔嗚尊 |
相殿 | - |
境内社 | 三社社・天神社・琴平社、稲荷・秋葉 |
祭日 | 夏祭り |
住所 | 秩父市栃谷404 |
備考 | - |
栃谷八坂神社の由緒
栃谷八坂神社の創建年代などは不詳ながら、神亀元年(724)に栃谷の開発を願って修験の森谷某が村の西北の嶺に祠を建て、伊弉諾尊尊・建速素戔嗚尊を祀り、榛名社と称したといいます。山上への参詣が不便なことから、寛政2年(1790)建速素戔嗚尊と境内末社を当地に遷座、末社琴平神社を新たに祀り天王社と称したといいます。明治維新後、明治4年八坂神社と改称し村社に列格、明治40年旧社地に残した字曾根坂の榛名神社をはじめ、字腰の山ノ神社・字島府の諏訪神社・字越腰山の琴平社などを合祀しています。
新編武蔵風土記稿による栃谷八坂神社の由緒
(栃谷村)
榛名社
村持(新編武蔵風土記稿より)
「埼玉の神社」による栃谷八坂神社の由緒
八坂神社<秩父市栃谷四〇四(栃谷字島府)>
社記によると、当社は、元は榛名神社と称し、神亀元年(七二四)、橡谷村開発の成功を祈って、修験の森谷某が村の西北の嶺に祠を建て、伊弉諾尊尊・建速素戔嗚尊の二柱を祀ったことに始まるという。
その後、歳月を経るとともに里人の信仰は益々厚くなり、氏子繁栄・五穀豊穣の守護神として仰がれて来た。その後、一千有余年の歳月を経た寛政二年のころ、参詣者の増加に伴い、山上の傾斜地にある従来の境内では狭く、混雑をきたすところから、修験の森谷栄長が村の中央の字嶋府杉の嶺と称する地を選んで祠を建立し、山上の榛名神社には伊弉諾尊のみを残し、素戔嗚尊並びに境内末社をこの地に遷座し、末社琴平神社を新たに加え、「天王社」と称するようになったという。
明治四年に村社となり、社号を八坂神社と改めた。また、同四〇年には、旧社地に残した字曾根坂の榛名神社をはじめ、字腰の山ノ神社・字島府の諏訪神社・字越腰山の琴平社などを合祀した。
社記に見える森谷家は、『風土記稿』に載る本山派修験大宮郷今宮坊配下の大宝院である。この森谷家は神仏分離まで当社の祭祀を続けたと伝えられ、現在でもその跡地には法印屋敷と呼ばれる地名が残っている。なお、当社には、享保四年・宝暦七年・天明元年の聖護院発給による院号・着衣の許状八通が所蔵されている。(「埼玉の神社」より)
栃谷八坂神社の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿